禅ライブラリー
剣と禅 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393144169
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0015

内容説明

勝敗にかかわらず、生死を越えて真の人間を完成する剣の道。その剣禅一如の世界を説いた名著。

目次

剣道の発達と宗教―生を明らめ死を明らめるは剣者一大事の因縁
夢想剣―一刀斎と絶対現在
無住心剣―夕雲先生の相抜けの道
動静一如―柳生の転と武蔵の巌の身
一法無外―へなへな剣の都治月丹
必死三昧―平山子竜と仁王禅
天真赫機―白井亨とその師
放つ位―柳生連也の至境
猫の妙術―田舎荘子の語る剣の極意
独妙剣―一から無に掘り下げた鉄舟
君子の剣―静斎藤・見山・海舟と、直心から人への系譜
剣豪群像―平法学の探求者たち
呼吸と姿勢―心・息・身の一致と剣
むすび―あるべき剣道

著者等紹介

大森曹玄[オオモリソウゲン]
明治37年山梨県に生る。大正12年日本大学修。大正14年この年以来、京都天龍寺関精拙に参学。昭和9年直心道場を創立、終戦の年まで武道を教授す。昭和21年天龍寺管長関牧翁に得度を受け僧籍に入る。昭和23年東京高歩院住職。昭和53年花園大学長となる。平成6年示寂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Ryuya Matsumoto

3
 「蓋し兵法者は、勝負を争わず、強弱に拘らず、一歩を出でず、一歩を退かず、敵、我を見ず、我、敵を見ず。天地未分、陰陽不到の処に徹して、直ちに功を得べし。」(『太阿記』)同時期に読んだ内田樹『修行論』と通じるものがありました。姿勢を正して、みんなと仲良く気持ちよく生きていこう。武道とはつまりそういうことなのだと思う、今の僕の理解です。2017/12/28

mat

1
自我をなくすことで、発揚する「場」の様なものの中に居るイメージが究極の位だと理解しました。様々な覚者が体験している胸中だと思う。2014/08/27

mat

0
最近伝書関係にはまっていますが読むたびに深く考える事が出てくる。2015/10/21

mat

0
ほかの本を読んで、ある程度の知識がついてから2回目を読むと内容がすごく理解できるようになった!素晴らしい内容だと思う。2012/12/11

Hiroki Nishizumi

0
実に内容の濃い名著だ。剣道に限らず武道を志す者必読の書だと思う。記載されている無住心剣、動静一如、猫の妙術、独妙剣などいずれも一生かけて考え、錬り、昇華していく課題だ。  それにしても大森曹玄の剣禅一致の境地をみると自分のような凡人はため息つくしかない気もする。剣のみならず武道はいくら禅を行っても大成しない。禅は禅である。しかし剣道の場合は剣だけ行っていてもやはり大成しない。他の武道もしかり。いかに武の中に禅を取り入れるか、読了しただけでは掴めないが・・・2012/03/18

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