内容説明
わずか42字のお経に秘められた功徳とは?『十句経』暗誦にまつわる奇蹟・霊験譚の数々を活写しつつ、それらを遙かに上回る〈真正の大霊験〉とは何かを白隠が、その禅定の核心に触れて語る奇書!
目次
延命十句観音経霊験記
『延命十句観音経』解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
45
【短くて読誦し易く念じ易い経文である】長いこと、思わず口から発出されるお経。底本の『霊験記』は、白隠禅師の『遠羅天釜(おらてがま)』『夜船閑話(やせんかんな)』に並ぶ白隠仮名法語三部作の一つ。原文と現代語訳に、解説と解題。口絵は、白隠禅師筆「十句観音経讃 白衣観音像」。「十句経」を唱えることによって起こる数々の奇蹟・霊験を語る。<民衆の水準に一応身を置いて、観音信仰の現世利益的霊験を説き、興味をそそり、仏道に縁を結ばせようとしたところにその狙い>があり、「有為夢幻空華の談論取るに足らず」が禅師の本心と。⇒2023/11/30
yukioninaite
0
解説のところがいい。白隠禅師の話はもとより石田梅岩や洪川禅師の法嗣心学参前舎第十代の川尻宝岑居士のことなど、興味深いお話も書いてある。2015/08/26
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