出版社内容情報
短くても奥深いお経をやさしいことばと美しい絵でつづる珠玉の絵本。一般の読者に向けて(とくに高齢者)、般若心経の「空」(くう)の考え方をわかりやすく説きます。絵本の題材として画期的な発想の、心に沁みるメッセージ。英文付き。
著者等紹介
前田まゆみ[マエダマユミ]
絵本作家、翻訳者。神戸市生まれ。神戸女学院大学英文科卒。幼稚園児のころ、ホッチキスで紙をとじて絵と文字を描き、はじめて自分で本を作る。1994年ごろから絵本作家として活動。『あおいアヒル』(主婦の友社)で、第67回産経児童出版文化賞・翻訳作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くろにゃんこ
22
写経を始めたお母さんの要望にこたえる形で作られた絵本とのことです。それでも…「空」(くう)の捉え方…難しいな💦2023/08/05
タピオカ
19
もとは「般若心経の写経をはじめたけれど、意味がわからないから説明がほしい」という88歳のお母様の要望で作った手作り絵本というのが素敵。小さくて絵もきれい。2023/08/24
anne@灯れ松明の火
17
前田さんのSNSご紹介で、気になっていた。地元が貸出中だったので、隣市予約。もっと絵の多い、いわゆる絵が語る絵本かと思っていたが、少し挿絵がある形だった。漢字ばかりの般若心経を易しい言葉と優しい挿絵で、紹介してくれている。英文も付いている。外国の人にも伝えたいということだろう。写経をしようと思う人は、これを読んで、理解を深めてからするといいかもしれない。2023/07/18
ルル
6
挿絵にも感じられるものがあります2023/07/04
暗頭明
4
わたしたちは、ふだん、自己があって他者があるという西洋的な「二元論」の考え方に親しんでいます。自分の外側に対象があって、それを理解し対処しようという考え方で、現実の暮らしではたしかに役立ちますが、自分の力ではどうにもできないことに出会うと行き詰まることもあります。 そのとき、「空」の世界観は、ものごとを別の角度から見る助けになるかもしれません。 2024/01/27