出版社内容情報
若き日の道元との出会い,一遍の遊行の旅への共感,良寛への隠せぬ思慕。三人の宗教者を貫くものとは。新たに「奥の細道の芭蕉」論を付し,〈日本人の心〉を問う出色の論考。
内容説明
若き日の道元との出会い、一遍の遊行の旅への共感、良寛への隠せぬ思慕。三人の宗教者を貫くものとは?新たに「奥の細道の芭蕉」論を付して、日本人の心を問う出色の論考。
目次
道元禅師との出逢い(眠られぬ夜に;正法の人 ほか)
一遍上人の念仏(混沌たる情念のなかで;二度の出家 ほか)
良寛さんのこころ(“良寛さん”と“良寛”のあいだ;修行する良寛 ほか)
放下、捨てゝこそ、任運―結びにかえて
付 奥の細道の芭蕉(「みちのく」の旅の始まり―白河の関;能因、西行、一遍の足跡 ほか)
著者等紹介
栗田勇[クリタイサム]
1929年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院終了。78年『一遍上人―旅の思索者』(新潮社)で芸術選奨文部大臣賞受賞。芸術・宗教・思想の幅広い分野で多彩な創作・評論活動を展開。近年は日本精神文化の研究と著作に専心
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。