道元・一遍・良寛―日本人のこころ (増補新装)

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393136355
  • NDC分類 188.82
  • Cコード C1015

出版社内容情報

若き日の道元との出会い,一遍の遊行の旅への共感,良寛への隠せぬ思慕。三人の宗教者を貫くものとは。新たに「奥の細道の芭蕉」論を付し,〈日本人の心〉を問う出色の論考。

内容説明

若き日の道元との出会い、一遍の遊行の旅への共感、良寛への隠せぬ思慕。三人の宗教者を貫くものとは?新たに「奥の細道の芭蕉」論を付して、日本人の心を問う出色の論考。

目次

道元禅師との出逢い(眠られぬ夜に;正法の人 ほか)
一遍上人の念仏(混沌たる情念のなかで;二度の出家 ほか)
良寛さんのこころ(“良寛さん”と“良寛”のあいだ;修行する良寛 ほか)
放下、捨てゝこそ、任運―結びにかえて
付 奥の細道の芭蕉(「みちのく」の旅の始まり―白河の関;能因、西行、一遍の足跡 ほか)

著者等紹介

栗田勇[クリタイサム]
1929年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院終了。78年『一遍上人―旅の思索者』(新潮社)で芸術選奨文部大臣賞受賞。芸術・宗教・思想の幅広い分野で多彩な創作・評論活動を展開。近年は日本精神文化の研究と著作に専心
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感想・レビュー

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こくう

2
只管打坐を打ち出した道元が気になって手に取った本。近寄りがたい霊峰のような道元を前にしては畏れるのみ。悟りを求めたり、仏になろうとして座禅をするのではなくただ座る事に集中する。この潔さがいい。道元・一遍・良寛とそれぞれ自分のスタイルを確立するがそこに至るまできっちり学を極めたと思われる。学ばずして思い付きだけで何かをなすことができるわけではないと思った。この作者の道元への思い入れは読んでいて気持ちが良かった。2014/06/01

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