出版社内容情報
我々は外界が実在すると信じているが、実は潜在意識(アーラヤ識)が生みだした幻影、仮想の現実にすぎない。唯識はフロイト派より1500年も前に深層心理を発見している。
内容説明
外界とは潜在意識(アーラヤ識)が生み出した幻影、仮想現実か。迷いと悟りの構造、唯識の思想を根底から解き明かす。
目次
序章 唯識思想の成り立ち
第1章 虚妄分別とはなにか
第2章 認識の構造
第3章 さとりのプロセス
第4章 識と縁起
第5章 識のはたらき
第6章 唯識の修行論
著者等紹介
高崎直道[タカサキジキドウ]
1926年、東京に生まれる。1950年、東京大学文学部哲学科(印度哲学)卒。鶴見大学学長、東京大学名誉教授、文学博士
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