出版社内容情報
エゴイズムによる闘争世界に惑いながら迎える無念・残念という最期ではなく,なすべき事をなしとげ心残りなく「アリガトウ」と言える「安心」の世界を得るための指針を語る。
内容説明
なすべき仕事をなしとげて心残りなく「ありがとう」と言える「安心」の最期でありたい。禅的ユーモアのなかに生死の根本を語る今日一日を生き生きと生きるための人生読本。
目次
“速達”で送った引導
もう死んでもいいのですか、ありがとう
末期の一呼吸
心をこめて、願いをこめて
平成の新観音
“おまかせします”
老婆は一日にして成らず
呼吸の訓練
振りかえるやさしさ
岐路また岐路の人生
父の死
「一期一会」と母の遺産
ほんものの引導
捨てること
著者等紹介
足立大進[アダチダイシン]
1932年大阪市横堀に歯科医の次男として生まれる。1946年兵庫県朝来郡の臨済宗妙心寺派の寺で得度。1955年京都花園大学卒業。円覚寺専門道場に掛搭。1969年円覚寺専門道場の師家代行。1980年臨済宗円覚寺派管長に就任、現在に至る
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