出版社内容情報
唯識思想の絶好のガイドブック。古来,日本第一の唯識入門書と呼ばれた,良遍『二巻抄』を丹念に読み解き,難解をもってなる唯識の教理と修行の全容を示す好著。
内容説明
本書は、鎌倉時代の法相宗の僧・良遍が著わした『二巻抄』を解説したものである。『二巻抄』は別名『法相二巻抄』『唯識大意』ともよばれ、良遍が実母のために法相唯識の教理を平易に、しかも仮名交りの文をもって書いたものであり、時折和語をもまじえた易しい表現が用いられているから、唯識習得の第一歩を踏み出そうとする人のためには、絶好の入門書である。
目次
第1章 唯識
第2章 三性
第3章 百法
第4章 四分
第5章 種子
第6章 修行の階位
著者等紹介
横山紘一[ヨコヤマコウイツ]
1940年福岡市に生まれる。1967年東京大学文学部卒業。現在、立教大学教授
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