内容説明
体内に起こるいろいろな仕組みを正しく理解することは、健康でそして麗しく老いるためにもたいへん重要なことである。私がこれまで疑問に思った現象や、どうしても知ってもらいたいと思う知識・事柄を最少限にまとめて盛り込んだのが本書である。この本の特徴として、プライマリ・ケアからホスピス、そして死の医学に至るまで、世界的視野からみて学問的常識がどのように流れているかを見通し、それをより多く知識として吸収していただきたいというねらいがある。それに加えて、もちろん基本的な技術や基礎知識も落とさず参考とした。
目次
1 プライマリ・ケアと医療の現状
2 プライマリ・ケア実現への課題
3 衛生・臨床検査実習の心得
4 顕微鏡の使い方
5 光分析法
6 病理組織学の学び方
7 組織培養
8 動物実験とその解剖
9 細菌学的実験
10 細菌学
11 食中毒の原因菌
12 飲料水の細菌学的検査法
13 真菌学
14 Compromised state
15 新しい免疫学
16 ウイルス学
17 生体生理の測定
18 生化学の知識
19 血液一般検査法
20 血液の塗布染色
21 血液型
22 尿検査
23 糞便検査
24 健康と便
25 減少しない蟯虫感染症
26 最近の寄生虫疾患
27 血圧の測定
28 心電計
29 肺機能の観察
30 疲労の科学
31 ストレスとは
32 消化性潰瘍
33 心身症
34 ホルモン
35 生体活動と栄養
36 食と味覚の科学
37 性行為感染症
38 生命科学
39 単クローン抗体
40 ホスピス・ケアとは
41 死の医学