大乗仏教興起時代 インドの僧院生活

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  • サイズ B6判/ページ数 325,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393112021
  • NDC分類 182.25
  • Cコード C0015

出版社内容情報

インドでは四世紀まで大乗経典は制作されても大乗教団は存在しなかった! 世界の学界に衝撃をあたえた学説の提唱者が当時の「清貧」とはほど遠い僧院の姿を浮き彫りにする。

内容説明

僧院生活にとって「清貧」は必須か。インドでは四世紀まで大乗経典は制作されても大乗教団は存在しなかった!世界の学界に衝撃を与えた学説の提唱者が当時の多忙で豊かな僧侶の日常を浮き彫りにする。世界最先端の研究成果を日本で初めて公刊。

目次

序章 インドと中国における仏教の展開―並行・先後関係の不在
第1章 根本説一切有部律の位置づけ
第2章 僧院史における経済の意味
第3章 人間とはその持ち物のことである―所有物と僧院での地位
第4章 僧の仕事、生活のための労働

著者等紹介

ショペン,グレゴリー[Schopen,Gregory]
1947年、アメリカ生まれ。ブラックヒルズ州立大学(学士、アメリカ文学、アメリカ)に学び、マクマスター大学(修士、宗教史、カナダ)を経て、オーストラリア国立大学(南アジア・仏教学)でドゥ・ヨング教授の許で学位を取得。論題は「薬師如来経とギルギットの仏教」。ミシンガン大学教授、ワシントン大学教授、テキサス(オースティン)大学教授、カリフォルニア(ロスアンジェルス)大学教授などを経て、現在はスタンフォード大学教授。専攻はサンスクリット語、チベット語、仏教学。著書に「From Benares to Beijing」「Bones,Stones,and Buddhist Monks」などがある。’96~98年度、大谷大学大学院客員教授
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