内容説明
コンピュータ結婚相談所“エム・システム”のオペレータ夏村絵里子はある女性のデータを見たいという客・土井綾子の申し出を断わる。綾子の兄は、エム・システム紹介の女性と新婚旅行中、死亡したのだ。ところが、その綾子は翌日、殺された！疑問を抱いた絵里子はデータを調べるうちに、恋人市川輝雄がエム・システムの会員であることを知り衝撃をうける。さらに、データに重大な秘密が隠されていることに気づく！彼女は同僚古川信宏に相談。彼は、コンピュータに仕掛けられた何かに迫るが、殺されてしまう。謎を追う絵里子。二つの殺人事件の交錯するところにさらに大きな陰謀が…？！何重もの“罠”が読者を魅了するコンピュータ推理の傑作！鬼才の才気あふれる推理作家協会賞受賞第一作！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひでまろ
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昭和６１年５月３０日発行の再読。ひと昔前のパソコン環境は今の様に受動的なものではなく、能動的な面白さがあった事を思い出します。今時の小説と違い、ご都合主義にも説得力があり、読んでいてとてもワクワクします。2013/01/26
mux03
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確かに単語だけ見ると古いのだが，それは仕方のないこと．時代を感じさせないストーリーに大満足． http://mux03.panda64.net/diary/20090120.html#p012009/01/20
depo
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図書館リサイクル本。2022/09/21
