薬膳の作りおきおかず

西岡 麻央【著】

主婦と生活社（2025/12発売）

• サイズ B5判／ページ数 96p／高さ 26cm
• 商品コード 9784391166743
• NDC分類 498.58
• Cコード C0077

出版社内容情報

忙しくて忙しくて、くたくたに疲れているときこそ、しっかりと栄養のあるごはんを食べておきたい！　多くの人がそう考えていると思いますが、しかし忙しくて疲れているからこそ、しっかりと栄養のあるごはんを作る余裕などあるわけがないのです。多くの現代人が陥りがちなこのジレンマに、では、どう立ち向かえばよいのかと考えたときに、「作りおき」はひとつの有効な解決策となるかもしれません。しかもそれが中医学の考えに基づく健康的な「薬膳の作りおきおかず」だったら？　これなら長年抱いてきたモヤモヤを解消できるかもしれない！　そうして作られたのが、この本です。

私は、2016年に国際中医薬膳師の資格を取得し、料理の仕事をしていく中で、薬膳への理解を深めてきました。「薬膳」というと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなに難しいことはありません。本書のレシピは、いつものスーパーマーケットで購入するような、いつもの食材で問題ありません。忙しい日々の中でも作れるよう、材料も工程も極力シンプルにして、最大限においしく仕上がるよう、これまでの経験を活かしつつ、工夫を凝らしました。

食べることは、毎日のことで、一生続くこと。だからこそ、体によいものを上手に取り入れていきたいものです。とはいえ薬膳には薬ほどの劇的な効果はありませんから、できるだけ長く続けてほしいと思います。続けることで少しずつ、無理なく、体調・体質を改善させることができるのが薬膳なんですよね。だからこそ本書は、「忙しくてもこれなら続けられる」と思ってもらえるようなレシピ集を目指しました。日々の生活に追われるみなさんが、心身ともに健やかであり続けられるよう、一年を通して本書を活用していただければと思います。

西岡麻央


【目次】

〈春〉　心と体のバランスを整える

にんじん、セロリ、豚肉のさっぱり炒め
にんじんとツナのサラダ
にんじんとチキンのヤンニョム
にんじんとエリンギのしょうがきんぴら

みそ鶏じゃが
菜の花のポテトサラダ
じゃがいもと豚肉のめんつゆ炒め
じゃがいもとにらのチーズチヂミ

めかじきの回鍋肉風
キャベツと厚揚げのおかか炒め
キャベツと鶏胸肉のゆずこしょうあえ
キャベツと豚肉のカレーピカタ

スナップえんどうのプルコギ風
玉ねぎとセロリの和風サラダ
アスパラガスとささみの粒マスタードマリネ
たけのことこんにゃくの山椒炒め
そら豆のチーズこしょうグリル

〈梅雨〉　体の湿気を取り除く

枝豆と青じその塩鶏つくね
緑豆もやしのパッタイ風
とうもろこしと鶏胸肉のバジル炒め
しょうがとちりめんじゃこの生ふりかけ

〈夏〉　暑さに負けない体を作る

ミニトマトの梅あえ
トマトと豚肉のキムチ炒め
トマト棒棒鶏
トマトと鶏肉の中華風ねぎだれ

なすとツナのトマト煮
なすのエスニック焼き浸し
なすと豚肉の青じそみそ炒め
レンジ蒸しなすのしょうがごま浸し

きゅうりと豚ひき肉のオイスター炒め
きゅうりとみょうがとたこのサラダ
きゅうりとささみのザーサイ炒め
パリパリしょうがきゅうり

かぼちゃと鶏肉のカレー炒め
麻婆オクラ
焼きパプリカと冷凍マンゴーのマリネ
ズッキーニとクミンのスペイン風オムレツ
ピーマンの肉みそそぼろ

〈秋〉　乾燥しやすい体と肌を潤す

れんこんと鶏肉のとろみ煮
れんこんと豆苗のツナマヨあえ
れんこんとにんじんの塩昆布炒め
れんこん入り黒酢肉だんご

まいたけとスペアリブの烏龍スープ煮
しめじとパプリカのナムル
きのこと鮭の焼き南蛮
たっぷりきのこのマリネ

長いもとさばののり塩炒め
長いもとしめじのごま酢あえ
焼き長いもの明太あえ
肉巻き長いものしょうが焼き

さつまいもと豚肉の揚げない酢豚
ほうれん草と切り干し大根のピリ辛ナムル
ごぼうとぶりの照り焼き
カリフラワーとささみのスパイス炒め
青梗菜と黒きくらげのうま塩蒸し

〈冬〉　病気を寄せつけない体にする

ブロッコリーとしらすの和風ペペロンチーノ
ブロッコリーの韓国風エビマヨ
ジャーマンブロッコリー
ブロッコリーのくるみあえ

白菜と手羽中の煮もの
辣白菜
塩もみ白菜のチャプチェ
白菜コールスロー

かぶと豚肉の塩しょうが煮
かぶと帆立のサラダ
かぶとオレンジのマリネ

内容説明

簡単でおいしいから続けられる、楽になる。

目次

春　心と体のバランスを整える（にんじん、セロリ、豚肉のさっぱり炒め；にんじんとツナのサラダ　ほか）
梅雨　体の「湿」を取り除く（枝豆と青じその塩鶏つくね；緑豆もやしのパッタイ風　ほか）
夏　暑さに負けない体をつくる（ミニトマトの梅あえ；トマトと豚肉のキムチ炒め　ほか）
秋　乾燥しやすい体を潤す（れんこんと鶏肉のとろみ煮；れんこんと豆苗のツナマヨあえ　ほか）
冬　病気を寄せつけない体にする（ブロッコリーとしらすの和風ペペロンチーノ；ブロッコリーの韓国風えびマヨ　ほか）

著者等紹介

西岡麻央［ニシオカマオ］
野菜の料理家。国際中医薬膳師。薬膳を気軽に学べるオンラインサロン「雨のち晴れ」主宰。大学卒業後は航空会社で客室乗務員として勤務。不規則な生活に悩んでいたところ、休日に通っていた料理教室で、食べ物が心と体に与える影響力を痛感し、料理の道への転身を決意する。航空会社に４年間勤めたのち、料理研究家の井上絵美に師事し、エコールエミーズ・プロフェッショナルコースにてディプロマを取得。２０１６年には国際中医薬膳師の資格も取得し、薬膳のエッセンスを積極的に取り入れている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。