出版社内容情報
家でゆるゆる晩酌するときや、仲のよい友人を招いたとき、
季節の野菜がたっぷりでしみじみおいしく、体がすっきり整うような
おつまみを知っているとうれしい。
だから、「精進おつまみ」です。
肉や魚などの動物性食品は一切使わず、菜食を中心とする「精進料理」は、
もとは修行僧のための食事。大豆製品や麩から植物性たんぱく質を、
野菜や海藻からビタミンやミネラルを、根菜や油脂からエネルギーを
バランスよくとれるから、単にヘルシーなだけでなく、
体調を整えたいときにもうってつけ。
旬の野菜には、香りやうまみがあるから、
シンプルに調理するだけで充分にお酒を誘う一品になります。
栄養がギュッと詰まった乾物や、滋味深い大豆製品も
少しの工夫で食べごたえのあるおつまみに!
この本では、そんな旬菜や豆、乾物の力を借りた
シンプルで作りやすく、身体にやさしい、
それでいて満足感のある精進おつまみをたっぷり紹介します。
レシピを提案してくれるのは、ケータリングや料理教室で
精進料理の魅力を伝えている「食堂いちじく」の尾崎史江さん。
従来の地味で淡白な精進料理のイメージを覆す、ハッと新鮮なおいしさで
「野菜の色を生かした彩りのよさ」「お酒もごはんも進む味つけ」
「満足感のある食べごたえ」も魅力です。
日々の晩酌はもちろん、晩ごはんの副菜やおべんとうのおかずに、
外食が続いて少し身体が疲れているときに、遅く帰った夫のために──
いろいろな場面に寄り添ってくれるおつまみ集です。
内容説明
旬の野菜の香りやうまみ、乾物・豆の滋味深さを身体にやさしいおつまみに。毎日の晩酌にも、おもてなしにも。
目次
1章 手に入りやすいいつもの野菜で(ブロッコリーのピーナッツ酢みそあえ;にんじんの梅きんぴら;ごぼうとみつばのごまびたし ほか)
2章 季節を愛でる旬菜で(春のつまみ膳;夏のつまみ膳;秋のつまみ膳 ほか)
3章 しみじみおいしい乾物・大豆製品で(麩;切り干し大根;高野豆腐 ほか)
著者等紹介
尾崎史江[オザキフミエ]
料理家。故郷・岐阜のお寺の厨房で精進料理を学び、旬菜の力強い味わいや香り、乾物の滋味深さに魅了される。現在は「食堂いちじく」の名で活動し、料理教室やケータリング、飲食店のメニュー開発などを通じて精進料理の魅力を紹介する。発酵食品やだし、油のコクとうまみを上手に使った料理は、従来の淡泊な精進料理のイメージを覆すハッとするおいしさ。季節の移ろいを大切にした、彩りの美しさにも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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