出版社内容情報
逃亡中の巫女・アイリスは、思いがけずお世話になることになった騎士・ジュオルノのお屋敷で、落ち着いた生活を手に入れつつあった。
聖女選定の儀を目前に控え、これさえ終わればもう本当に自由になれると思っていた矢先、アイリスは誘拐されてしまう。待っていたのは、かつて彼女を妾にしようとしていた男爵で──。
聖女をめぐる争いに決着がつく「廃棄巫女編・後半」、聖女と女神の秘密に迫る「白き巫女編」他、書き下ろし番外編を加えて描く、アイリスとジュオルノのとびきり甘い恋の行方は?
内容説明
逃亡中の巫女・アイリスは、思いがけずお世話になることになった騎士・ジュオルノのお屋敷で、落ち着いた生活を手に入れつつあった。聖女選定の儀を目前に控え、これさえ終わればもう本当に自由になれると思っていた矢先、アイリスは誘拐されてしまう。待っていたのは、かつて彼女を妾にしようとしていた男爵で―。聖女をめぐる争いに決着がつく「廃棄巫女編・後半」、聖女と女神の秘密に迫る「白き巫女編」他、書き下ろし番外編を加えて描く、アイリスとジュオルノのとびきり甘い恋の行方は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
11
個人的には、もっとひどいことになってる人もいるのだから、見てしまった人だけ助けるのは却ってよくない気もしますが。作家様は神なのでそういうものとして。成る程、先代にそんなことがあったからいびつな形のシステム。聖女?は王家で取り込みたいからなるだけ近寄らせず、神殿は集めた子たちをかかわらない様に差し出す、教育すらしない。だって言うこと聞かないし。上下一気読みしたら糖分とか謀略とかよりこの不思議な神殿のことが気になって。今納得2021/10/23
十六夜
6
ヒロインが誘拐されてヒーローが追跡するところから。ヒロインはその後無事にヒーローに保護され、聖女として選ばれ、しばらく国王の城に滞在することに。王女とも王子とも仲良くなるけど、聖女になった自分にとまどう日々、って感じ。最後はそれを受け入れ、女神の呪いも祓って、ヒーローとも無事に両思いになるハピエン。合間に脇役の短編なんかもはさまれているのであいつらのその後は、とかがよくわかる。きれいにまとまっているけどおまけでついてきたSSが本からはみ出しちゃうのが非常にムカつく。ちゃんと収まるサイズにしてくれ。2021/09/01
kinta
3
本格的な女神の「ざまあ」は怖かった。容赦ないなあ。とはいえ、どっかおかしいのよね。それがまた恐怖。聖女と言われても自覚がないヒロインの危うさがまた、女神を呼び込みそうな感じ。とりあえずリリィさんは幸せに暮らしてほしいのですが、いかがでしょう。2022/07/25
史
2
鈍感で心優しき聖女様の物語はめでたしめでたしで終わるのさ。2024/10/03
tomoaoso
2
「私が死んで満足ですか?」が面白かったのでこちらも上下巻読みました。 作者の特徴?なのかざまぁシーンがグロい。 でもそこがいい。 この作品で一番かわいそうなのがリリィ。 小説書き下ろしでその後の彼女が見たかった。2022/07/04
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- 和書
- ちょっと面白い話 〈3〉