出版社内容情報
会社員の田中【たなか】は秦王朝末期の中国にタイムスリップ。
田中【でんちゅう】という名に勘違いされて田【でん】一族に迎えられ、得意の弁舌と機転で活躍し、再興した斉国で外交を担うことに。
陳勝と呉広の反乱で大陸全土が揺れるなか、使者として反乱軍のもとに向かう田中は、沛県で劉邦と出会い登用の誘いを受けるが……。
一方、窮地に立つ秦では、眠れる名将・章邯が動き出す!
ますます場違いな田中さんが大奮闘の大河歴史ファンタジー、怒涛の第2弾。
内容説明
会社員の田中“たなか”は秦王朝末期の中国にタイムスリップ。田中“でんちゅう”という名に勘違いされて田“でん”一族に迎えられ、得意の弁舌と機転で活躍し、再興した斉国で外交を担うことに。陣勝と呉広の反乱で大陸全土が揺れるなか、使者として反乱軍のもとに向かう田中は、沛県で劉邦と出会い登用の誘いを受けるが…。一方、窮地に立つ秦では、眠れる名将・章邯が動き出す!まずまず場違いな田中さんが大奮闘の新感覚英雄譚、怒濤の第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまふくろう
20
続けて購入。表紙も挿絵も相変わらず渋格好良い。 物語は新興国が滅びたり新たな出会いがあったりする話。各人の思惑が絡み合った結果、田中の努力だけではやすやすと変わらない世界情勢が面白い。そんな中で豪琳の純愛が報われたのは良かった。 あとがきで不安になるけれど、完結まで続いて欲しい。2019/07/30
サケ太
20
此度は群雄決起や張楚の興亡から、その余波。秦最後にして最優の将軍章邯の台頭。趙高の歪み。各勢力の軍師。弁舌無双は抑えめながら、田中の運命の分水嶺。時代は楚漢戦争へ確実に歩んでいる。田中のささやかな活躍は歴史を変えうるのか。2019/07/28
星野流人
17
劉邦と項羽がそれぞれ蜂起するものの、まだまだ歴史の始まりの始まり。秦の打倒に向けて各地で反乱が活発になり、一方で章邯も動き出すなど、ひとまずは史実通りに歴史が進んでいます。ここまで項羽と劉邦の物語をおおよそ忠実になぞっているので、そろそろ田中が引っ掻き回していってほしいところですが、果たして。そんな中で蒙琳が誘拐されるエピソードは先の展開が読めず、ハラハラしながら読むことができました。2巻にして早くも田中、蒙琳と……。有名な英雄たちも次々合流してきて、項羽と劉邦読んでるって感じがしてきましたね2020/09/16
こも 旧柏バカ一代
15
項羽と劉邦はそれぞれ軍師を得そうだが・・田氏には田中か??田中が軍師なのか?張良と范増と対抗するのか?? 彭越と蒙恬が居るとはいえ戦力も定まってない。全く先が読めない。2019/08/03
dorimusi
7
図書館本。 最初の反乱のその後と、項羽と劉邦が表に出てくるまでって感じがメイン。田家は斉の国を再興してるんだけど、メインは蒙琳誘拐事件で犯人を追っていった先で、3者が出会いそうな感じなところまで。 項羽と劉邦よんだの学生の時なんでどこまで内容沿っているのか知らんけど、意外と楽しい。続きも気になる。2024/04/14
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