出版社内容情報
秋田県と山形県の県境、鳥海山のふもとで「秋田のターシャ」と呼ばれる女性の暮らしと庭の歳時記です。
内容説明
ここは、意志を持たないとたどり着かない秘密の花園。鳥海山の麓、秋田県にかほ市の田園に「秋田のターシャ」と呼ばれる人のイングリッシュガーデンがありました。
目次
ここは意志を持たないと辿り着けない隠れた花園
思いが強ければ願いは叶う
早春から夏
鳥海山の麓で生まれ大きくなった
「ターシャの庭」がつなぐ縁
秋から冬
村おこし「千年の村大竹」
秋田にかほ市ガイド
著者等紹介
佐々木利子[ササキトシコ]
秋田県にかほ市にあるガーデンカフェ「Time」のオーナー。ガーデンコーディネーターとして、リースやハンギングバスケットづくりの教室も開催している。自身の庭が有名になるにつれ、地元・大竹の歴史を調べ、庭を訪れる人に散策マップを手渡すようになるなど、地域の活性化にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
146
今日もまた咲いてくれたのね🌼約500種の花が咲き誇る悲しみから生まれた「秋田のターシャの庭、タイムの家」…ひとつひとつの花と会話しながら手入れすると、些細な変化にこころが躍り、香りにやすらぐ。いつも表情が違って、どの季節も大好き。庭仕事の8割は草取りだけど時を忘れられる。季節ごと定点からの写真は、可憐な花とともに移り変わりを感じさせる。この庭に立ち寄る人は、癒され笑顔で帰っていく。真っ白な冬の世界から、待ちわびた彩りの春へ。今年も咲いてくれてありがとう。早春から初夏、1年で最も華やかな季節が訪れます🌼2021/03/31
シナモン
137
庭、ガーデニングの本ってたくさんあるけど、この本は「秋田の」ってとこが良かった。雪国に住んでる私には月毎の庭の手入れ作業の内容とかとても参考になった。過酷な経験をされた著者の言葉にも心打たれた。「命も花も永遠ではない。だから今なんだよ」「花が咲いて庭がきれいになるまで目に見えない仕事がいっぱいあるわけよね。でもそれも全部必要な仕事。雑用って仕事はひとつもない」庭がまだ雪に閉ざされてる今、読めて良かった。春になったら私もがんばろう。いつかガーデンカフェ「time」にも行ってみたい。2022/02/27
雪紫
42
普段は行けないにかほにこんな場所があったなんて・・・。綺麗な庭の経緯となる信念や過去の想いに心を打たれる。いつか、行ってみたい。2021/03/06
くろにゃんこ
29
数々の悲しい出来事を乗り越えて作り上げた素敵な庭園。日本にもこんな素敵な場所があったなんて!!ランチも美味しそうです。国内…でも遠い…(-_-)2021/04/17
まりこ
23
秋田のターシャと呼ばれて✼大草原の小さな家が憧れ。同世代でしょうか。3人の子供を残して亡くなった妹さんの事を考えると絶対に無駄に生きられない。妹さんの死が原動力になったそうです。人はひとりでは生きられない。【よどみない生命を生きたい。】このイングリッシュガーデンも百宅集落と同じ鳥海山の麓にあるそうです。秋田に住みながら全く知りませんでした。秋田って素晴らしい。2019/05/06