出版社内容情報
◎「炒める」「煮る」「和える」を片手鍋ひとつでこなせます
雪平鍋をはじめとした片手鍋は、気軽に使えてさまざまな調理をこなすことができる、すぐれた調理器具です。まず炒め煮は、それなりの深さがありつつ、片手で扱えるこの鍋にぴったりの調理法。炒めてから素材のうまみを引き出し、煮汁でまとめて、うまみを料理全体に行き渡らせます。ですから味つけは最小限でOK。マリネや和えものは、片手鍋で下処理をしたら、そのまま鍋の中で調味液と混ぜ合わせることができます。スープはもちろん片手鍋の得意とするところ。いずれもやさしい味わいで、ほっとする仕上がりです。主菜から副菜まで幅広くカバーできます。
◎だし汁はあまり使いません
本書では極力だし汁を使わないようにしています。もちろん必要な料理もありますが、煮汁に昆布を入れておくだけでも、十分なうまみが出ます。汁ものですら同様で、具材のうまみを上手に引き出してあげれば、すべてにだし汁を使う必要はありません。今日の家庭料理において、だしをとるという作業は小さくない負担です。調味料も過剰に使うことはありません。塩、こしょうですら必ずしも入れる必要はないと考えます。ましてや飾りのための万能ねぎなど要りません。料理は毎日のことですから、無理は禁物です。
◎遠慮なくどんどんアレンジしてください。
本書では「塩煮込み」「マスタードミルク煮」といったカテゴリごとに、味つけの基本の構成を解説しています。また、ひとつのカテゴリの中に似たようなレシピがいくつかありますが、レシピを見比べることによって、食材ごとにどのように味つけを調整しているのかがわかるかと思います。野菜や魚は季節によって入手しやすいものが変わってきますし、個体差もあります。レシピはそれだけでは成立せず、実際に作っていただいて完成するものですから、みなさんで自由自在にアレンジしてください。正しさを伝えたいわけではなく、臨機応変に暮らしの中へ料理を組み込む楽しさをこそ、知っていただきたいのです。
〇炒め煮
<塩煮込み>
塩ポトフ
鶏肉と白菜の塩煮込み
豚ひき肉、豆腐、えのきだけの塩煮込み
牛肉とごぼうの塩煮込み
<マスタードミルク煮>
鶏肉とカリフラワーのマスタードミルク煮
豚肉とキャベツのマスタードミルク煮
鶏手羽元と白菜のマスタードミルク煮
ベーコンとかぶのマスタードミルク煮
鮭とエリンギのマスタードミルク煮
たらとじゃがいものマスタードミルク煮
<即席かえし煮>
鶏そぼろご飯
鶏肉と長ねぎの卵とじ
鶏じゃが
豚肉と小松菜のかえし煮
鶏肉とピーマンの洋風かえし煮
かじきと大根の洋風かえし煮
牛肉とブロッコリーの韓国風かえし煮
さわらの和風アクアパッツァ
<乾物>
高野豆腐となすの煮もの
車麩と鶏肉の煮もの
ひじき、ベーコン、じゃがいもの炒め煮
切り干し大根と豚肉の炒め煮
<昆布だし煮>
たらと大根の昆布だし煮
鶏肉、里いも、かぶの昆布だし煮
<クリーム煮>
帆立と青梗菜の中華クリーム煮
肉だんごとしめじのチーズクリーム煮
かぼちゃのクリーム煮
鶏肉のトマトクリーム煮
<みそ煮>
マーボ?なす
豆腐のみそキーマカレー
<トマト煮>
牛肉とまいたけのトマト煮
こんにゃくと夏野菜のラタトゥイユ
〇マリネ/和えもの
<オリーブオイル>
えびとなすとマリネ
きのこのマリネ
れんこんのマリネ
白身魚のレモンマリネ
ひじきと玉ねぎのオイル和え
わかめともやしのしょうが風味和え
柿とモッツァレラチーズのマリネ
<ポン酢しょうゆ>
ゆで豚のポン酢和え
あじのポン酢マリネ
ぶりのポン酢和え
切り干し大根と桜えびの塩和え
白菜とにんじんの塩和え
<しょうゆ>
豆腐ときゅうりのしょうがじょうゆ和え
鶏肉とアボカドのしょうゆ和え
<ごま油>
香味野菜のだし風和えもの
鶏肉とザーサイのごま油和え
<ナンプラー>
ハムと春雨のナンプラーマリネ
いり卵とさやいんげんのナンプラー和え
<黒酢>
ゆで豚とにらの黒酢和え
牛肉と春雨の黒酢マリネ
ささ身とトマトの黒酢マリネ
ツナと大根の黒酢和え
トマトの黒酢マリネ
ゆで卵の黒酢漬け
<梅和え>
ゆで豚とにんじんの梅和え
ごぼうとにんじんの梅和え
<マヨネーズ>
ゆで卵入りポテトサラダ
ゆで豚、もやし、水菜のマヨネーズ和え
〇汁もの/スープ
<みそ汁>
簡単豚汁
大根と焼きいものみそ汁
わかめとじゃがいものみそ汁
あおさと豆腐のみそ汁
トマトとモッツアレラのみそ汁
簡単冷や汁風
<すまし汁>
セロリ、大根、にんじんのすまし汁
かき玉汁
<塩汁>
しじみと大根の塩汁
鶏つくねと春雨の塩スープ
<みぞれ汁>
なめこのかぶみぞれ汁
えびの大根みぞれ汁
<スープ>
ミネストローネ風
鶏手羽先と押し麦のスープ
ひよこ豆と野菜のスープ
トマトとルッコラの豆乳スープ
<お粥>
チーズとのりのお粥
オートミールとさつまいものお粥
●おうちカレーいろいろ
バターチキンカレー
ヨーグルトチキンカレー
豚肉とおろしれんこんのカレー
豚肉とズッキーニのみそカレー
カレーうどん
●くだものの白和え
柿の白和え
梨の白和え
ぶどうの白和え
りんごの白和え
角田 真秀[スミダ マホ]
著・文・その他
内容説明
少ない材料で毎日無理なく作れる、やさしい味わいの主菜と副菜のレシピ集。
目次
炒め煮(塩ポトフ;鶏肉と白菜の塩煮込み;豚ひき肉、豆腐、えのきだけの塩煮込み ほか)
マリネ/和えもの(えびとなすのマリネ/きのこのマリネ;れんこんのマリネ/白身魚のレモンマリネ;ひじきと玉ねぎのオイル和え ほか)
汁もの/スープ(簡単豚汁/大根と焼きいものみそ汁;わかめとじゃがいものみそ汁;あおさと豆腐のみそ汁 ほか)
著者等紹介
角田真秀[スミダマホ]
料理研究家。東京・九段下で飲食店を営む父母のもとに育ち、販売業、カフェ勤務、実家での修業を経て、フードユニット「すみや」を夫とともにスタート。ケータリングや企業向けのレシピ監修、料理教室の講師などを手がけながら、雑誌や書籍で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。