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内容説明
昨日の洋子に戻ってくれ。神様、この時計を、もういっぺん巻き戻せませんか？老老介護の現実と夫婦愛。
目次
第１章 洋子の異変
第２章 修羅と安穏の日々
第３章 おしどり夫婦の表と裏
第４章 老いと病気
第５章 終焉に向けて
第６章 二人でどう生きるか
著者等紹介
長門裕之［ナガトヒロユキ］
１９３４年（昭和９年）京都府生まれ。父方は歌舞伎一家、母方は映画のマキノ一家。６歳で映画デビューし、８歳で出演した「無法松の一生」で名子役として注目される。２６歳でブルーリボン賞を受賞。代表作に「太陽の季節」「にあんちゃん」「秋津温泉」など。近作は「旭山動物園物語」、主演の「夢のまにまに」。舞台、テレビドラマでも活躍中。２０１０年に芸能生活７０周年を迎える（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
20
老老介護・・・・長門夫妻の場合は、まだ経済的にも少なからず余裕があったように思う。これが、生活困窮者の場合、どうなるのか。これからの世の中が恐くなる。2014/03/19
喪中の雨巫女。
15
《私‐図書館》南田さんは、好きな女優さんでした。病気になられたのは、不幸でしたが、大好きな旦那さまと一緒だったのは、羨ましい。2011/04/12
青龍
14
図書館本。南田洋子さんが認知症だと知った時は、ショックを受けました。あんなに綺麗で、70歳過ぎても素敵な方だったのに、と...そして、その介護の様子を公表した、長門さんにも驚きました。お二人と同世代の母は、南田さんの様子が、かなりショックだったようです。長門さんの場合、金銭的には余裕があったから、共倒れは避けられたという面があったにせよ、家族の向き合い方の一つのケースではあったと思います。今、お二人は、現役時代に忙し過ぎて時間が取れなかった分、ゆっくりお話をなさっているのでしょうね。2015/12/13
ナミトマ
8
ワンバカチューのところ、2人が愛らしくてとっても微笑ましかったです。読みながら長門さんの独りよがりだ！など反発したり、一方で長門さんの深い愛に涙が止まらなかったり色々な感情が沸き起こりながらでしたが、読後感は、今近くにいる大切な人を大切にしよう！その思いしか残りませんでした。 『過去の洋子と今の洋子……どちらもかけがえのない愛しい女だ。』 こんな風に思える長門さんの深さ……とてもいい本に出会えました。2016/02/24
ちぃ
7
長門さんの暖かい看病が 多くの人に勇気を与えると思う。 浮気とかいろいろあったのは全然知らなかったけど。2013/06/04
