パニック障害の治し方がわかる本―突然の恐怖・不安に襲われる

山田 和男【著】

主婦と生活社（2003/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 207p／高さ 19cm
• 商品コード 9784391127461
• NDC分類 493.74
• Cコード C0077

出版社内容情報

ある日突然電車に乗るのがこわい、会社に行けないなど、今増えているパニック障害についてわかりやすく解説。

目次

第１章　こんな経験をしたことはありませんか？（満員の通勤電車の中で、突然それは起こったのです。あまりにも激しい動悸と息苦しさに、このまま死ぬのではないかとパニックになりました；それは八月のうだるような暑さの中、渋滞の高速道路の車中で、突然からだがカーッと熱くなり、めまいがしてきました　ほか）
第２章　パニック障害ってなに？（こんな症状があったらパニック障害かも；パニック障害はこんな病気　ほか）
第３章　パニック障害であらわれやすい症状（主症状は予期しないパニック発作；パニック発作の主な症状　ほか）
第４章　パニック障害の診断と治療法（治療を受けるためにはどこに行けばいい；診察を受けるときの心構え　ほか）
第５章　パニック障害とどうつき合うか（上手な日常生活の過ごし方；家族はどう接すればいいか　ほか）

著者等紹介

山田和男［ヤマダカズオ］
山梨大学医学部精神科神経科講師。１９６７年東京に生まれる。１９９１年慶応義塾大学医学部卒業、同大学医学部精神科神経科学教室入局。１９９２年慈雲堂内科病院精神科副医長、１９９５年慶応義塾大学病院漢方クリニック助手、２００２年慶応義塾大学医学部東洋医学講座専任講師を経て現在に至る。専門研究分野は臨床精神薬理学。また、精神科領域における漢方医学の研究・臨床応用にも積極的で、現在、精神保健指定医、日本東洋医学会指導医・認定専門医を務める
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感想・レビュー

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[aaaaki]

最近、電車に乗れなくなりそうだったので、初心に戻る意味。種々の本に書かれている当たり前の言葉だらけ。(悪い意味でなく)　PD真っ只中です!という訳ではないけど、やっぱり"回避行動"は治らないし、稀の"発作"も治らない。どこかで「障害」と「病気」の違いは『完治』するかしないかだと効いたことがある。(諸説あると思うが、) 自分でトリガーは何か理解しているから、上手くつきあっていくしかないとは思う。病院に行けども簡単に抗うつ剤を処方する医者もまだ沢山いるし、病名の認知度はあがったが、治療の進歩はまだまだだ。

2016/11/28

[ぼっこれあんにゃ]

△心臓がドキドキする、いわゆる動悸は、なったことのない私にはそのつらさがさっぱりわからない病気です。そんな動悸や手足のしびれ、めまい、息苦しさ、言いようのない不安感など、突然襲ってくるパニック障害という病気があり、割と多くの人がこの病気で苦しんでいるそうです。知らないばかりで済ませるのではなく、少しでも、本からでも病を知ることが、その病気で苦しんでいる人の苦しみを理解することにつながっていって欲しいと思います。

2009/07/05

[sonic]

私が薬をのみながら、病気と闘いながら、就職するかどうか悩みながら、読んでいた本です。 その後も、病状が悪くなると、支えてくれる人に読んでもらって、自分を理解してもらったりしました。

2007/02/12

[Azusa_F]

イラストや４コマでの解説があってとっつきやすい入門書的な一冊。なんだかわからないけど自分がダメっぽいと困ってる人が読むのは勿論、パニック障害って何？心が弱いだけでしょ？という人に見せるにはいいのではないかと。ただ、私自身は鬱病関連の知識も少々ながら持ってる上で読んだからいいけど「鬱病？仮病の間違いじゃん？」というタイプの人の読ませたらどうなるのかなあ、とちょっと心配。周りのそういう人に読ませるなら『ツレうつ』を添えて、がいいのかもしれない。

2012/01/24

[よもぎかしわもち]

　周りにパニック障害に悩む人がいるので、購入。周囲の人間がどう接するべきかも書いてあり、参考になった。

2021/11/18