内容説明
出会ったときから「ヌード」な関係。『生活はアート』のライフスタイル・プロデューサーの著者が日本の女たち・男たちに贈るエッセイ。
目次
1 土に深く根をはるために(恋人との出会いはロマンティックな偶然;リスクのないロマンスは缶詰と同じ ほか)
2 みずみずしい花を咲かせるために(美しい花を吹かせるために(カップルの生活は心地よい巣づくり;カップルの人生は共有するパッション ほか)
色あせない花を保つために(女性はどんなファンタジーをもっているの?;日本女性のエロティックなダブルフェイス ほか))
3 光のエネルギーをもらうために(ボディタッチから学んでいく「愛され方」;体のアンテナの感度は内面をも高めるもの ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹城 俊之介
70
激混みバスで道を開けてもらったフランスの老紳士が笑顔で「メルシー」言うてはる様子を見て思いました。笑顔は万国共通語。そしてフランス男を見習おうと。 フランス人のパトリスさんが語る「愛」は、思ったよりも奔放でどストレート。夫婦~恋人関係やら、SEXの話やらが本書の背骨。性的な話って日本人は照れたり忌避しがちですが、フランス人の場合、やらしいというよりも「愛を語る」な印象です。正々堂々。エロくな~い。 奔放すぎるお話はちょっとアカンと思いましたが、愛に真っ直ぐな姿勢は純粋でした。愛を真剣に語るって、いいかも。2023/10/09
nichepale
9
時代の移り変わりは速いのだなあという実感。おそらくジュリアンがこれを書いた1990年代終わり頃は、まだまだ日本人が欧米に憧れていて、フランス人が言うところの「日本人は性に対してネガティブ。女性は受け身じゃだめ。みんなもっと自分を解放して!」という説は雑誌なんかでも好意的に読まれていたように思う。でも今の感覚で読むと、なんかとても断定的に上から語られている感じが鼻についたり、男女のロマンスやセックスこそが人生のベース、的な主張は遅れているようにすら感じる。時代は確実に多様性の方向に進んでいるのだなあ。2023/11/11
Marie
3
L'Art de Vivreとは、生物としての人間に関わるアートである。つまりそれは、ものを食べること、住むこと、身体を健康に保つこと、愛しあうことなど。自分たちが生きていく人生のすべての面において自ら責任を負っている、という考え方。悩みや不安を恐れることよりも、それに立ち向かい、自分の可能性を最大限に発揮するために問題を解決しようと努力することの大切さを教えてくれるものなのだ。が序文。純愛も性愛も区別のないフランス人らしい思考、行動様式を挙げながら愛をテーマに人生のEvoltionの大切さを伝える伝導書2021/05/03
ねこじゃらし
2
本当に久々に再読しました。当時はまだ自分がふわふわしていて、書かれている事に憧れを抱いていましたが。日本人の私からすると、フランス人の彼の言動はすごくオープンです。情熱的でびっくりします。突然のサプライズや毎日を丁寧に過ごすことの話は、読んでいてわくわくしました。2010/06/17
shantaram
1
こんなにも軽やかに、情熱的に生きていけたら素敵でしょうね。 もちろん「ついていけん!」っていう感想もあり。 でももう少し日本人は「食べる・セックス・眠る」っていうことにこだわってもいいと思うんだけどな・・・2016/04/26