内容説明
１９世紀、イギリスの画家たちが結集して編んだシェイクスピア版画集と、当代の名物教授によるシェイクスピア談義の出合い。これ１冊でシェイクスピアの世界が俯瞰できる嬉しい本である。
目次
「テンペスト」
「ヴェローナの二紳士」
「ウィンザーの陽気な女房たち」
「尺には尺を」
「間違いの喜劇」
「から騒ぎ」
「夏の夜の夢」
「ヴェニスの商人」
「お気に召すまま」
「じゃじゃ馬ならし」
「終わりよければすべてよし」
「十二夜」
「冬物語」
「ジョン王」
「リチャード二世」
「ヘンリー四世・第１部」
「ヘンリー四世・第２部」
「ヘンリー五世」
「ヘンリー六世・第１部」
「ヘンリー六世・第２部」
「ヘンリー六世・第３部」
「リチャード三世」
「ヘンリー八世」
「トロイラスとクレシダ」
「コリオレーナス」
「ロミオとジュリエット」
「アテネのタイモン」
「ジュリアス・シーザー」
「マクベス」
「ハムレット」
「リア王」
「オセロー」
「アントニーとクレオパトラ」
「シンベリン」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうすけ
10
シェイクスピア作品にまつわる絵画を集めた本。各ページに付された小田島さんの一言エッセイが面白い。皇太子と明太子の名訳に見られるように、シェイクスピア翻訳家ならではのダジャレが盛りだくさん。また、絵画をみると、ウィンザーの陽気な女房、ハムレット、リア王、あたりがやはり映える。2020/05/27
viola
6
大判でずっしりとした本です。まさかシェイクスピア絵画がまとまっている本があったなんて！左ページがシェイクスピアの絵画（かなりBIGサイズ）で、右ページがその場面にまつわる小田島雄志さんのコメント。左ページを見て、どの戯曲のどの場面か、描かれているのは誰か？という１人クイズをやっていても楽しい。すぐに分かるものもあれば、そんなシーンあったっけ？（恥）というものもあり、なかなか面白い。取り上げられている戯曲数は28と多めで、マイナーな作品、マイナーなシーンもあります。ウィキに載ってるものも多いなぁ。2011/08/29
