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講談社文庫
警視の接吻

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  • サイズ 文庫判/ページ数 623p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062731782
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

公園で美しい女性の死体が発見された。警視は別れた妻の子どもと過ごすはずだった週末を返上し、恋人・ジェマとともに捜査に加わることになる。被害者の足跡を辿るうち、婚約者との諍い、奔放な男性関係などが明るみに出て、捜査は難航する。さらにある不動産取引でトラブルに巻き込まれた可能性も出て―。

著者等紹介

クロンビー,デボラ[クロンビー,デボラ][Crombie,Deborah]
米テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む。代表作のダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムズのシリーズは米英のほかドイツ、イタリア、ノルウェーで翻訳され人気を呼んでいる

西田佳子[ニシダヨシコ]
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

46
キンケイドシリーズ6作目。ロンドンで起こった殺人や人間関係の複雑さの元凶は、時々出てくる大戦の頃の話だろうと思っても、どう関係するのか最後までわからず、色々と推理しながら読んだ。出てくる登場人物の心模様が丁寧に描写されているので、特徴を捉えやすい。ハズレのないシリーズだな。2014/04/16

ツキノ

21
【シリーズ6作目】今作はアイル・オブ・ドッグス、紅茶がモチーフになり、挿入されている戦時中の話が現代とどうつながるのかと思ったら最後にピタリとはまる。ヴィクが死んでからというもの、思わぬ行動に出たり不機嫌になったりしているダンカン、実の息子とわかったキットとの約束が殺人事件のおかげで果たせず、事実を思いもしないかたちで伝えてしまう。以前からちらりと出てくる隣人の少佐、さらにマデリンまで再登場して驚いた。ジェマとダンカンそれぞれの気持ちの揺れやお互いの観察など著者の筆致はますます冴えている印象。2022/08/12

kyoko

13
二家族の関係が複雑に絡み合っていて、おまけにダンカンとジェマの家族もそれぞれ複雑で、今回も時代は過去へと遡り、人は二面性をもっていて、とにかく面白かった。わたしは紅茶が好きなので、今回の紅茶についての蘊蓄は興味深かった。2023/03/15

みやび

10
6作目。遺体で発見された美女。翻弄された男たちや家族の秘密を、ダンカンとジェマのコンビが探る。みんなの嘘を少しずつ詰めていく過程も面白いし、文章から情景を思い浮かべるのは苦手な私が、このシリーズでは映画で観たかのように街並みや登場人物たちとのシーンを思い返すことができて不思議。キンケイドとジェマそれぞれの息子も可愛らしくて成長が楽しみ。2021/10/17

ワラスボン

9
シリーズ6作目。600ページの長編だったけど、今回も面白かった。犯人はだれかというよりも、複雑に絡み合う人間模様を楽しんだ。紅茶の豆知識もあって、英国っぽいなあと思いながら読んだ。途中挟まる戦争の回想?は、最後でそうつながるのかあ、なるほどとなった。タイトルの「接吻」の意味がよく分からなかったんだけど、ジェマのことかしら?派手な展開はなくても楽しめた。★★★★☆2025/01/25

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