内容説明
選択の余地のない道を生きた普通の主婦が、三人の肉親を看取り、そして自らの“老後”は海外移住へ。その力強さ、明るさが胸をうつ感動のエッセイ集。
目次
1 死との対話(黒い葬列―母を看取る;山上の土まんじゅう―祖母を看取る;真夏のバイオリン・コンチェルト―夫を看取る;ラスベガスみやげ―友を悼む)
2 老いとの対話(愛と哀しみのはざまで―父と私;さまざまな頑固者たち―映画のなかの老い;ある老人アパートの管理人―1戦争末亡人の歩んだ道)
3 かもめ(還暦;どなられる;照明;昔とった杵柄;離婚 ほか)