内容説明
『死者の書』とは、古代エジプトにおいて死者が死後つつがない永生をいとなむためにはどうすべきかを図入りで説明したもの。本書では、その典型であるアニのパピルス全巻をカラーで紹介、絵の意味を解明。
目次
1 古代エジプトへの招待
2 ヒエログリフとパピルス文書
3 アニのパピルス『死者の書』
4 パピルスの復元
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
27
『死者の書』の完全版を要約し、意味を解説する図鑑。 小学生の時から大好きだが、ただ漠然と雰囲気が好きというだけで、しっかりと読み込んだことは無かった。「死者の書」は概ね3グループに分けられ、全190章の完全版からそれぞれ取捨選択されながら作られてきたらしい。本書では約60章でできているアニのパピルスをメインで紹介しつつ、完全版の要約も補填してくれており、無いと思っていた完訳に出会えて本当に嬉しかった。意味を知れば知るほど、私には模様にしか見えない文字一つ一つに込められた思いに気付かされる。やっぱり好き。2018/03/27
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- 和書
- 幕末スパイ戦争 徳間文庫