出版社内容情報
テレビ、新聞などマスコミに登場する評論家、作家、政治家、財界人……実名をあげ筆刀を下す。
誰も書けなかったダメ文化人名鑑!
『噂の真相』に連載中の人気コラム100回分を一冊に収録
ビートたけし(計4回も斬られる!以下同じ)/西部邁(計2回)/曾野綾子&林真理子/江藤淳/盛田昭夫/猪瀬直樹(計4回)/開高健/舛添要一/長谷川慶太郎(計3回)/井上靖/石原慎太郎/司馬遼太郎(計2回)/沢木耕太郎(計2回)/渡部昇一(計2回)/大島渚/栗本慎一郎(計2回)/大前研一(計3回)/江副浩正/山東昭子&高原須美子/海江田万里/渡辺淳一/針木康雄&堀紘一/落合信彦/中内功&竹井博友/田原総一朗(計3回)/大川隆法/梅原猛/山本七平/宮崎緑/中谷彰宏/山本夏彦/弘兼憲史(計3回)/細川護煕(計3回)/高坂正尭/阿川弘之(計2回)/桜井良子/竹下登/吉本隆明(計3回)/後藤田正晴/佐藤欣子ら/上田哲/黒川紀章/猪瀬直樹&弘兼憲史/曾野綾子(計3回)/鈴木健二/呉智英/田中真紀子/堺屋太一(計2回)/山岸章/小和田恒/大宅映子/渡辺恒雄/ウォルフレン(計2回)/ヒナ人形たち(小池百合子、長谷百合子、三井まり子など)/橋田壽賀子/荒俣宏/橋本龍太郎/上坂冬子&塩野七生/谷沢永一/瀬島龍三/松本人志/広岡達朗/鳩山由紀夫/小林よしのり(計2回)/青島幸男/鳩山安子/高野孟ら/藤岡信勝ら/上坂冬子(計2回)/菅直人/春山茂雄/アルベルト・フジモリ/亀井静香/猪口邦子&大前研一/ダイアナ/稲盛和夫&船井幸雄/
解説 岡留安則(『噂の真相』編集長)
佐高さんが『噂の真相』誌上で本書のもとになっている「タレント文化人筆刀両断」の連載を開始したのは1989年10月号。最初の打ち合わせ段階で、このシリーズに取り上げるべき「文化人」を二人でリストアップした際には「そんなにいないもんだね」という感じだっただけに、連載100回を越えるほどの長期連載になるとは正直いって思っていなかった。
しかし、佐高さんは約10年間の経済誌編集者時代の体験もあり、雑誌企画のセンスもある人だけに、連載開始以降は毎月取り上げる人物をいちいち打ち合わせる、という手間が省けたのは大助かりだった。締切りの催促さえ入れておけば、遅れる事なく毎月キチンとファックスで入稿されてくる。さすが、元高校教師!「筆刀両断」される人物は全て佐高さん自身の人選であり、“タブーなき雑誌"を自認する『噂の真相』としては、すべてノーチェックで掲載してきた。これだけの長期連載にもかかわらず、何らかのクレームがついたのは、最も取り上げられた回数の多い大宅賞作家の猪瀬直樹と曾野綾子の二人だけだった。編集者としては実にありがたき筆者である。おまけに『噂の真相』は反権力・反権威スキャンダリズムの編集方針を支持してくれる読者が多いこともあって、佐高さんのこの連載は読者アンケートでも常にトップにランキングされる人気連載となった。いまでは『噂の真相』といえば佐高信、というくらいに切っても切れない関係になってしまったといえる。……
とにかく、この間、腐敗の極致を証明してくれた大蔵官僚に対する手厳しい批判が証明してくれるように、御用ジャーナリズムが闊歩するわが国にあって、佐高信の「筆刀両断」の心意気は、実に貴重である。特にこの『タレント文化人100人斬り』はわずか400字詰め三枚余で簡潔にして明快に「文化人」を斬ってみせる佐高式批評の神髄といえるものだ。
1998年5月25日
内容説明
雑誌『噂の真相』に連載中の人気コラム「タレント文化人筆刀両断」の100回分が今回の文庫版ではじめて一冊に。奢り昂ぶるタレント・作家・政治家・財界人などに筆刀が振り下ろされる。
目次
ビートたけし
西部邁
曾野綾子&林真理子
江藤淳
盛田昭夫
猪瀬直樹
開高健
舛添要一
長谷川慶太郎
井上靖〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
ひと
ワッツ
shiaruvy
KAZ