現代教養文庫<br> フランス怪奇民話集

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現代教養文庫
フランス怪奇民話集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784390114950
  • NDC分類 388.35
  • Cコード C0139

内容説明

父親によって悪魔に売り渡された娘が夜な夜な生き返り、人をむさぼり食うという吸血鬼譚、墓を荒らされた死人が復讐にやってくる話など、ホラー映画顔負けの恐怖シーン、死者が生前の恩返しをする話、幽霊の晩餐会で骸骨の娘とロンドを踊った若者の話など、民話ならではのイメージ豊かな場面の数々。これらは、民話が真実味をもって語られた時代の人々の赤裸々な精神世界であり、かれらの時代の証でもある。

目次

死の予兆
亡霊のいたずら
死者の呪い
魔もの退治
地獄からの救済
冒険とロマンス

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

25
【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉 93 年(平成5年)の税抜466円の現代教養文庫初版。仏国怪奇譚を大別6題とし計19編を収録。新世紀になってから他社からも出たが装画は本書が一番良い。民話だから良い事無しの理不尽な話や、起承転結・物語性に欠ける話も多々ある。「経帷子を…」の司祭は救援失敗で何しに出てきた? 「三人の娘と…」はカニバリズム犯罪だが、民話としての含蓄は何なのか? 「ジャン・カレ」「緑の鳥」「暗黒の山」などは難関を乗り越えて恋人や富を手にする予定調和な話。★★★★☆☆2025/07/26

maja

18
フランス民話のなかから選ばれた19編。まえがきでは、ケルト的な地方文化を独自に保持しているブルターニュ地方で採集されたものが多くこれは偶然の結果とか。そのブルターニュ地方の死神アンクーの気を引いてしまった娘、司祭の身も蓋もない扱いが・「経帷子を手にした娘」、「ジャン・カレ」キリスト教徒の馬が口を利く「黄金のジャン」「首をくくった男」、「緑の鳥」(ロレーヌ地方)などなど楽しむ。追手からとにかく逃げる、ちぎっては投げ、ちぎっては投げの呪的逃走が好き。2025/08/29

agri

1
ジャン・カレがかっこよかった2011/07/23

獣狼ZAKI

0
死、死霊、亡霊など幽霊のお話。 あまり怪奇…っぽくなかった。。。2010/02/23

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