内容説明
ここは多くの魔術師が住む街です。しかも、魔術師でなくとも、魔法の力を持っています。ただし、それを使えるのは自分の〈誕生日〉の時間だけ。巻末に「旅行者ガイド」「魔術師入門」もついて、よりファンタジックな旅へあなたを案内する、気鋭作家のアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
赤速
0
世界観がすばらしいファンタジーアンソロジー。ファンタジー好きで、世界設定に興味を覚える方ならば、かなり楽しめるだろう。恐らく絶版になっているが、古本は若干流通している。 この世界の一番の特徴は魔法の定義。人の誕生日には良いことにしろ悪いことにしろ、日常とは違ったことが起こりやすく、この世界の人々はそれを誕生日の運と呼ぶ。誰もがもっていて、だが誕生日にしか発現しないこの運を、命がけの儀式で物質に封印することで通年行使できるようになった者が魔法使いとなる。この運の力の規則、例外がきちんと定義されていて面白い。
reeree
0
魔法都市ライアヴェックを舞台にした同一舞台設定アンソロジー。短編7作入り。2009/01/25
-
- 和書
- 蟹座星のカルテ