出版社内容情報
池田勇太[イケダユウタ]
著・文・その他
目次
はじめに 政治や社会が一変するとき
1 なぜ大名は領主をやめたのか
2 武家の階級はどのようにして崩れたか
3 武家の支配はどのようにして終わったか
4 なぜ士族の特権は奪われたのか
おわりに 必然ではない歴史を生きるには
著者等紹介
池田勇太[イケダユウタ]
1978年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、山口大学人文学部准教授。専攻は日本近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Toska
7
高校生向けということで平易な語り口だが、非常に読ませる内容。明治維新で武士がいなくなったのは当たり前でも何でもなく、様々な思惑や行きがかりの結果として実現した。とりわけ廃藩置県の展開はスリリング。当時の状況次第で、いま我々が生きている国はよほど形が違うものになっていたかもしれない。必然論に陥らず、歴史を見る目を豊かにしてくれる一冊。2023/03/18
Pyonkichi
1
支配階級である武士身分の解体という巨大な変革がいかにして行われたのかという難題について、手際よくまとめた好著。王政復古から廃藩置県までわずか4年あまりだが、いかにこれが必然の過程ではなかったかがわかる。また、一般に軽視されがちな版籍奉還の重要性が分かりやすく整理されている点も良い。2022/04/24
Go Extreme
1
政治や社会が一変するとき. なぜ大名は領主をやめた: 版籍奉還はどうして可能だった 藩と県は何が違う 版籍奉還によって何が変わった 武家の階級はどのようにして崩れた: 武家を支えていた秩序はどのようなもの 士族・卒という新しい身分 階級秩序はどのように崩れた 武家の支配はどのようにして終わった: 東北諸藩と旧幕臣たちの苦難 藩はどこへ向かおうとした 廃藩置県はどのようにして起こった 藩の廃止はどう受け止められた なぜ士族の特権は奪われた: 文明開化のなかで 城下町の変貌と士族 必然ではない歴史を生きるには2021/10/22
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