出版社内容情報
林田愼之助[ハヤシダシンノスケ]
著・文・その他
内容説明
中国三国時代、諸葛孔明は、劉備とともに自らの戦略構想「天下三分の計」、ひいては漢王朝再興による天下統一の覇業を目指して、粉骨砕身、邁進し、そして国家の運命に殉じて五丈原に陣没した。権力の座に着くと、その地位を悪用し、人民の膏血を絞り、賄賂をとって巨万の富を積み、国家人民の運命には、なんの関心も示さず、ひたすら一身の利害のみを図る官僚政治家の多いなかで、孔明の死後に残された私財は、すがすがしいほどわずかなものであった。本書は、「清流」派知識人としての矜恃を貫き通した諸葛孔明の波乱の生涯をたどる。
目次
1 臥竜孔明と劉備(後漢末の政治状況と諸葛家;劉備、駕を枉げて草廬の孔明を訪ねる)
2 「天下三分の計」の達成(赤壁の戦いと劉備の荊州領有;巴蜀を制する者は天下を取る;関羽の死と劉備の東征への執着;孔明の外交政策と南征)
3 北伐と孔明の陣没(巴蜀の地と経済;「出師の表」と北伐への途;ああ、秋風五丈原)
著者等紹介
林田愼之助[ハヤシダシンノスケ]
1932(昭和7)年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程修了。九州大学大学院文学研究科助教授を経て、神戸女子大学名誉教授。専門:中国文学。文学博士。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jampoo
11
演技ベースの三国志フィクションしか知らなかったので史実を知りたくて手に取る。 特に権力勢力を持っていた訳でもない若き日の孔明個人を、劉備が礼を尽くして厚遇したのは、武将と家がセットで結びついている中世日本的な感覚からするとかなり不思議な気がするが、古代中国ではそれだけ知識が貴重で重要だったという事だろうか。 諸葛氏は「清流派」と言われる後漢の宦官と対立した知識人層の出で、龐統や司馬氏など清流派の系譜がこの時代の各地で活躍している。 この清流派知識人というものについてもっと詳しく知りたくなった。2026/02/07
TAM★☆IYA
3
実際には林田慎之介の諸葛孔明 泣いて馬謖を斬るですが見つからないのでこれで記録2023/12/08
はる
2
清流派知識人としての孔明。孔明はけっこう謎が多い気がします。2022/01/31




