出版社内容情報
木村 裕主[キムラ ヒロシ]
著・文・その他
目次
1 近代国家に向けて(若き日のムッソリーニ;革命への目覚め)
2 政治家としての登場(政治家への大きな夢;ファシストへの道;ファシズムの旗揚げ)
3 ファシズムへの道(中央政界へ;「ローマ進軍」へ;ファシズム時代への突入)
4 統帥として(独裁体制の完成;ファシズムの理念と植民地拡大;ヒトラーとの提携)
5 第二次世界大戦とムッソリーニ(大戦への参戦;失脚、そして傀儡政権;最期の日々)
著者等紹介
木村裕主[キムラヒロシ]
1926(大正15)年群馬県に生まれる。東京外国語大学イタリア語科卒業。毎日新聞ローマ特派員、編集委員を経て、東京外国語大学講師、外務省専門調査員・在イタリア日本大使館広報文化担当官などを歴任。2007年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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glaciers courtesy
6
第2次大戦の日独伊の枢軸国側の大立者と言えば、ヒットラーとムッソリーニと東条英機ということは知っていても、ヒットラーとは違って、ムッソリーニについて知る機会は限られているというか、ほとんどないというのが現実だ。そういう意味ではこの本は価値があるし、ヒットラーのように異常者と定義するには、ある意味とても平凡だが、出世欲と自己顕示欲が強烈な男が時の運に恵まれると、個人主義の強いイタリアにおいてもこ独裁者となって、反対者を暴力で抑え込み、国を破滅に導いてしまう。これは、ヒットラーよりも我々にとっては強い警告だ。2019/10/05
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