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ホテルオークラ総料理長 小野正吉―フランス料理の鬼と呼ばれた男

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784388353460
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0077

出版社内容情報

一縷に、完璧を追い求めたフランス料理界の巨人の本格評伝が誕生

一片の妥協をも許さない。意に染まねばスープから作り直す。そんな厳しい姿勢から「フランス料理の鬼」と綽名された故・小野正吉(1918~1997)シェフ。ヌーベル・キュイジーヌの潮流を日本に紹介し、ホテルの西洋料理を本場フランスに負けぬ域にまで高め、料理界を牽引した大立役者の生涯と功績をまとめる一大評伝。パリ在住時に小野シェフと交流し、『東京フレンチ興亡史』『フレンチの達人たち』など数多くの著書を通じて日本におけるフランス料理の受容・発展を見つめてきた著者が、人間・小野正吉にクローズアップする。秘蔵写真や自筆レシピ、同僚たちの証言などの資料を駆使し、「努力の人」である氏の実像に迫る。

内容説明

ホテルの西洋料理を本場フランスに負けない域にまで高め、料理界を牽引した小野正吉(1918~1997)。パリ在住時に小野シェフと交流し、日本におけるフランス料理の受容・発展を見つめてきた著者が、その実像に迫る一大評伝。

目次

序章 アメリカを知り、超えようとした伊達男たち(小野正吉と石津謙介;大倉喜七郎と野田岩次郎)
第2章 小野の半生、ホテルオークラ入社まで(戦前の修業時代;「東京ニューグランド」とフランス語 ほか)
第3章 ホテルオークラ総料理長への道(海外研修;欧米研修から帰国 ほか)
第4章 一個人、小野正吉の素顔(小野の人柄;小野の家族)

著者等紹介

宇田川悟[ウダガワサトル]
1947年、東京都生まれ。作家。早稲田大学政治経済学部卒業。フランス政府農事功労章シュヴァリエを受章、ブルゴーニュワインの騎士団、シャンパーニュ騎士団、コマンドリー・ド・ボルドー、フランスチーズ鑑評騎士の会などに叙任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vincent

6
三國清三の『三流シェフ』にも登場したホテルオークラ東京初代総料理長小野正吉の評伝。黎明期のホテル業界を念入りに解説してから真打ち小野を登場させる構成がまず憎い。小さな街場のレストランの下積みを経てホテル総料理長の頂点まで駆け上がるサクセスストーリーに心躍りました。2023/03/12

Hiroki Nishizumi

2
いくつかのエピソードは参考になった。しかしながら小野正吉そのひととなりを書いたものではなく、周辺に散らばっている話しをまとめただけの本で文章のレベルは低い。ちょっと残念だった。この人の本はもう読まないと思う。2014/07/01

shin1ro

1
文章が肌に合わない、そんな本が時々ありますが、コレもそう。よくよく見れば著者はかつて某雑誌でえげつない個人攻撃を繰り広げ、思わず辟易とさせられた人物。以前日本エスコフィエ協会とのコラボで村上信夫シェフにはご挨拶をさせていただきましたが、残念ながら既に小野シェフは既に鬼籍の人でした。もっとも我々の世代ともなると村上さん小野さん世代は抗うべき権威だった気がしますw 読み進めると日本エスコフィエ協会のお歴々の名前が散りばめられており、それらの方々のお顔を思い出しながら読み進めるのは懐かしくも楽しい作業でした。2014/06/11

Kuliyama

0
なぜかシェフの小野氏の本に石津氏が登場して混乱し、しかも石津氏は小野氏でなく著者と浅からぬ縁があるとのことで、自己満足のために取り上げたようです。ここでがっかりしてあきらめました。2015/11/09

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