内容説明
本書は、店が客に支持されながら、着実に利益を確保できるように店長を指導するのが役割の、エリアマネジャーのために書かれた。エリアマネジャーは店長の上司であるが、部下である店長の成績によって自分の評価が決まってしまう職位である。多くの場合、彼らは店で不足する労力をカバーすることと、本部のメッセンジャー役になってしまっていた。消防車のように、火事が発生しない限り、動き出さない、動き出せない状態なのである。だから、いてもいなくてもいい職位になってしまうわけである。本書はそれへの反論である。だから本書では、店のオペレーションがスムーズにいくようにQSCの指導を行ないながら、店長の大切な仕事である、売上高や来客数の予測に対応して食材と人を準備する部分と、経費のコントロールに重点を置いたエリアマネジャー本来の店長を指導する役割に、多くのページを割いている。
目次
はびこるエリアマネジャー不要論への反論
店がエリアマネジャーの仕事場だ
エリアマネジャーは数字を使いこなせ
エリアマネジャーは企業のキーマンである
よく教えることはよく学ぶことである
店長兼任エリアマネジャー制度の要点
エリアマネジャーを有効機能させる手法
スパン・オブ・コントロール
正確な売上高予測はなぜ必要か
ミスによる売上機会損失を防止せよ〔ほか〕