内容説明
本書では、これまで受け継がれてきた魚介料理に加えて、新しい技術と工夫を盛り込んだ創作魚介料理を多数収録した。
目次
第1章 酒肴
第2章 和え物・サラダ・寄物・刺身
第3章 椀物
第4章 焼物
第5章 煮物・炊合・鍋仕立て
第6章 揚物
第7章 蒸物
第8章 ご飯・汁物
著者等紹介
中嶋貞治[ナカジマサダハル]
1956年東京都渋谷区出身。1977年より京都の料理店などで日本料理の修業を始める。現在は、先代が1962年に開店した「新宿割烹中嶋」の跡を継ぐ。ちなみに祖父の中嶋貞治郎氏は、北大路魯山人が主宰した「星岡茶寮」の初代料理長であった。料理に携わる以外にも、服部栄養専門学校、多摩調理師専門学校の講師を務めたり、テレビレギュラー出演や雑誌など多方面で活躍する。2006年、大分県豊後高田市にて、くにさき半島の食材を使った地域振興の一環としてオープンした「旬彩南蔵」の料理をプロデュース。代々の料理人一家に生まれ育ち、常に和食の新しい世界を切り開くべくチャレンジを続ける
上野修[ウエノオサム]
1961年大阪出身。法善寺横丁「浪速割烹喜川」の創始者、上野修三氏の長男として生まれる。幼少の頃より、父の姿を見て育ち、料理の世界に入る。1981年、広い知識と技術を修得するために、志摩観光ホテルに入社。当時の料理長高橋忠之氏のもとでフランス料理の厳しい修業を積む。1985年、大阪に戻り、父修三氏経営の「浪速割烹喜川」に入社。日本料理の修業の道を歩み始める。1989年、支店の「美な味喜川」(現在閉店)の支店長を務め、経営の技術を修得。修三氏の「天神坂上野」開店にあたって、「浪速割烹喜川」の二代目に就任する。初代の意志を継ぎ、日本料理の王道を守りつつ、フランス料理の修業で得た味づくりを礎にし、料理の幅をさらに広げる。大阪らしい、真に旨いものを日々追求、その理理は食に厳しい大阪人の変わらぬ支持を得ている
奥田透[オクダトオル]
1969年静岡県静岡市出身。高校在学中より料理人を志す。卒業後、静岡市の「割烹旅館喜久屋」で5年間、京都「鮎の宿つたや」で半年間の修業を積む。その後、徳島「青柳」主人小山裕久氏の著書『味の風』(柴田書店刊)に感銘を受け、門をたたく。4年間の研鑽を経て、地元静岡に帰郷。1999年、静岡市内に「花見小路」を開店。2003年には、さらなる飛躍の場を東京・銀座に求め、「銀座小十」を開店。日本各地の上質な素材を、確かな技術と新鮮味ある工夫をもって供する。季節のうつりかわりが感じられる料理とあたたかいもてなしで、目も舌も肥えた銀座のお客を満足させている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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