内容説明
アライナの従姉ロバータは、コールと結婚してからというもの、日増しに生活が派手になっていき、ふたりの心には淵ができ始めていた。そんなコールの命を救い、娼婦のふりをして愛し合ったこともあるという重大な秘密を抱き、本当は女性であるということすら告げられないアライナだった。ある夜、舞踏会に出かけたロバータの部屋を片づけていたアライナは、たくさんの豪華なドレスを前に、思わず深いため息をつくそこへ突然あらわれたコールに、逃げ場もなく、ついに正体を見破られてしまう。あの夜の相手が、アライナだったとは―。
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