内容説明
急に楽になってちーちゃんが生まれた。当然のことながらちーちゃんは泣かなかった。25歳の夫と妻の日記。
目次
夫・広治の日記―千愛・10日間の思い出(4/4・いつもの検診日「ご主人お話が…」「胎児水腫」;4/9・こども医療センター入院「心音が止まりました…」;4/10・立会出産、赤ちゃんと対面「ありがとう、がんばったね」;4/11・千愛と命名;火葬)
妻・希の日記―千愛・助けてあげられなくてごめんね(4/4・7ヶ月目の妊婦検診「赤ちゃんの腹水がたまっている」;4/8・自宅で3人で過ごした最後の夜;4/9・こども医療センター入院;4/10・陣痛・出産・面会;母乳が出る;納骨の前日;納骨の夜「千愛のお家」で;こども医療センター慰霊式)
千愛への手紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南
12
泣いてしまいました。そして貴重な千愛ちゃんの写真をじっくり見ました。今しかない機会を逃さなかったのは素晴らしい。ママとパパの気持ちを読めて、周りの方の、千愛ちゃんにまつわるお話も書かれていて、また違った『誕生死』だなぁと思いました。2024/12/15
白としろ
0
『誕生死』への読者カード掲載がきっかけで、取材、書籍化。胎児水腫、羊水過少症のため、7ヶ月で死産。両親の当時の心境。2016/03/28
のち
0
夫婦それぞれがつけていた日記をそのまま載せた本のようで、前後のつながりがわからないし、説明不足のものが多くて、読み物としては正直不満。 ただ、胎児のうちに死んでしまった「ちーちゃん」を想う母親の気持ちは痛々しいくて、母親とはこんなにも子供を大事に思うものなのかと胸が痛くなった。2012/07/06