水木しげる漫画大全集 〈０３４〉 ゲゲゲの鬼太郎 ６

水木しげる/京極夏彦

講談社（2017/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 612p／高さ 21cm
• 商品コード 9784063775792
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

ハイクオリティかつ超ボリュームで完全再現！　水木しげる漫画大全集　第３期　３５巻　責任監修：京極夏彦<「水木しげる漫画大全集」FINAL SEASON！>
「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」といった代表作はもちろん、幻の貸本や新聞掲載の1コマ漫画まで、あらゆる水木漫画をコンプリート。未収録原稿や、カラーイラストなども余すことなく収録した唯一無二の完全版をお届けします。
京極夏彦責任監修『水木しげる漫画大全集』第3期全35巻刊行開始!!

子供の頃に読んだ、懐かしの鬼太郎が遂に単行本に！　名作揃いの『週刊少年サンデー』版鬼太郎全13話を収録するほか、『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』?『小学四年生』の各幼年誌・学年誌に掲載された幻の作品を史上初復刻!!　★解説「妖怪アパートに連れてって」小松エメル

★目次
『水木しげる漫画大全集』０３４（１９７１?１９７２）、第３期、第１回配本。
★収録作品
＜『小学館入門百科シリーズ』版　鬼太郎の誕生＞
＜『週刊少年サンデー』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
「釜鳴」「ふくろさげ」「逆餠殺し」「傘ばけ」「まぼろしの汽車」「赤舌」「大首」「死神」「あかなめ」「ダイダラボッチ」「いやみ」「目目連」「悪魔ブエル」
＜『よいこ』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
＜『幼稚園』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
＜『小学一年生』?『小学二年生』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
＜『小学二年生』?『小学三年生』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
＜『小学三年生』?『小学四年生』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
＜『小学四年生』版　ゲゲゲの鬼太郎＞
＜『小学一年生』版　ゲゲゲの鬼太郎＞

★資料編
★解説「妖怪アパートに連れてって」小松エメル（作家）
★初出一覧
★付録「茂鐵新報」３?１号（通巻６９号）
・ある日の一言「別に鬼太郎に対して関心はないし、ただお金が入ってくるのを見てるだけです（笑）」
・解題　「ゲゲゲの鬼太郎」６
（ほか）

水木 しげる［ミズキ シゲル］
本名、武良茂。1922年（大正11年）生まれ。鳥取県西伯郡境町（現・境港市）で育つ。幼い頃から物語をつくる力に優れ、また天才的な画力を発揮。高等小学校在学中に個展を開き、新聞に絶賛される。しかし学業のほうは芳しくなく、一旦は上級学校への進学を断念するが画家になる夢は諦めず、仕事の傍ら塾や独習で画力を磨く。
やがて太平洋戦争の召集により、南方の激戦地に送られマラリヤと爆撃で左腕を失うが、九死に一生を得て帰還する。
戦後は様々な職業を経て、紙芝居作者、貸本漫画家となり、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で講談社児童漫画賞（現・講談社漫画賞少年部門）を受賞。その後『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』とヒット作を続けて発表、日本を代表する国民的漫画家となる。
近年、夫人との暮らしぶりがＮＨＫの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で描かれ、爆発的なブームを巻き起こした。
紫綬褒章、旭日小受章、文化功労者の栄を得て、世界各国の漫画賞も受賞し、漫画史に名を刻む存在となった。
2015年11月30日、逝去。享年93。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

「少年マガジン」での連載終了から２年を経て、「少年サンデー」において復活した『鬼太郎』。と同時に、同じ小学館の雑誌である「よいこ」や「幼稚園」、「小学一年生」などに掲載された『鬼太郎』を収録した全集版６巻。読んでいて、思わず『ドラえもん』を連想した。『ドラえもん』もまた、小学館の学習誌に数多く連載されたからだ。そして読み終わると、今度は『鉄腕アトム』を思い出す。人気作であるゆえ、手塚治虫の中で愛憎入り混じる作品であった『アトム』同様、水木しげるにもそんな想いが『鬼太郎』にはあったようだからだ。（つづく）

2017/01/07

[たまきら]

子供向けの鬼太郎がたくさん入っている楽しい回で、娘さんご機嫌。あいかわらずねずみ男がやられるたびに大笑いしていました。あと、あこがれのツリーハウス。様々なデザインが登場するたびに「これが作りたい！」と盛り上がっています。

2020/07/28

[軍縮地球市民shinshin]

第2期アニメに合わせて小学館の『週刊少年サンデー』と学年誌に連載された鬼太郎ものを集めたのが本書。学年誌の鬼太郎は貴重。しかし低年齢向けの鬼太郎作品は、水木特有の「毒」が抜けているようでさほどではない。敵の妖怪も殺していないのだ。低年齢向けは藤子Fの方が断然素晴らしい。低年齢向け鬼太郎でも毎回ねずみ男は欠かさず登場しているのも面白い。

2017/01/29

[大臣ぐサン]

遂に始まった全集第3期！毎月大先生の作品が読めることは嬉しい反面、これが終わったらもう新しい作品は読めないのかと、寂しさもある。全巻定期購入を申し込んでいるので某大型書店に受け取りに行くと、隣のレジの人も定期購入者だったようで、同じ本を買っていた。やっぱり信者はいるのだな。

2017/01/17