内容説明
「なぜテストをするか」いま、日本の英語教育はターニングポイントにある。テストが変わらなければ、英語教育は変わらない。
目次
第1部 テスト作成の心構え(なぜテストをするか;気になるテスト作り;英語のテスト検討の建設的な議論のために;多肢選択式テスト作成の心得;コミュニカティブ・テスティングへの挑戦;教科書の言語活動に合わせたテストを)
第2部 テスト作成のつぼ(リーディング・テスト;リスニング・テスト;ライティング・テスト;スピーキング・テスト;文法テスト;単語テスト;テストはいつ実施するか;既製テスト問題の利用を考える)
第3部 テストとつなぐCAN‐DOリスト(CAN‐DOリストの作成;CAN‐DOリストの使用;CAN‐DOリストの改善;「観点別評価」のこれまでとこれから;「技能統合」と「診断」)
著者等紹介
根岸雅史[ネギシマサシ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。埼玉県熊谷市出身。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。東京学芸大学大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。英国レディング大学大学院言語学研究科応用言語学専攻修士課程修了。レディング大学より博士号取得。専門は英語教育学、特に、言語テスト論、言語能力評価枠組み研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Riopapa
4
総合問題は作らない,既習の英文は使わない,という2点は常に心に留めておきたい。2018/03/26
taverna77
1
固い学者が書いた本だなぁと思いながら読み通しました。最後のほうの「技能統合」「総合問題」についての議論は大変面白かったですが、それ以外は、○○(指導要領とか)にこう書いてあるからどうこう…という持論ばかりで少し現場にそぐわない理論が先行している気がしました。定期テストももちろん大切ですが、もっと大切なものや問題点がこの世には山積しています。2019/06/29
乗るway
1
読了。最終章はちょっと重かった2017/10/02