出版社内容情報
●話や文章に含まれている情報を取り出して整理したりその関係を捉えたりする。
●目的に応じて文章を要約したり複数の情報を関連付けて理解を深めたりする。
●文章で表された情報を的確に理解し自分の考えの形成に生かす。
こうした「情報を活用するスキル」を、小中学校の国語の授業を通してどのように育成するか。
その実践案を36のアイディアとして見開き形式で分かりやすく提示。
教科横断的な実践や日常の場面における情報を活用する学びの方法も盛り込み、スキルの確実な習得をサポートする。
【本書で取り上げる授業実践の例】
◎「マイ・慣用句クイズブック」を作り、クイズを出題する。
(アイディア11 辞書や辞典の使い方を理解し使うこと)
◎生活に関する疑問をグループで調査して発表する。
(アイディア14 集めた材料を比較して必要な事柄を選ぶこと)
◎天然林の減少に関する文章を読み、筆者の主張と資料の効果について考える。
(アイディア24 異なる形式で文章が組み合わされているものを読み取ること)
◎事実と感想、意見とを区別して、説得力のある提案をする。
(アイディア28 自分の考えをまとめること)
【目次】
巻頭言
刊行にあたり
本書の読み方
序 章 情報を活用するスキルを育む基礎的な学びのコツ
第1章 複数の情報を関連付けて整理する基礎的な技能
第2章 表現し発信する過程での必要な情報の取り扱い
第3章 文章で表された情報の的確な理解
第4章 複数の情報を関連付けながら自分の考えの形成
第5章 複数の情報を関連付けて書くことの基礎的な力