内容説明
毒性死しないために。決め手は生存率のデータ！世界の一流雑誌から、著者が吟味し尽くした「抗がん剤の実力」。データの正しい見方がわかる。
目次
化学療法（抗がん剤）で治るがん
高用量化学療法
化学療法（抗がん剤）の副作用、毒性
抗がん剤の効果とは
どのレジメンが優れているか
抗がん剤が効く理由、効かない理由
（術後）補助化学療法
経口抗がん剤（飲む抗がん剤）
化学療法の回数
様々な方法―化学放射線療法ほか
分子標的薬
なぜ、勘違いするか
抗がん剤のやめ方・始め方
著者等紹介
近藤誠［コンドウマコト］
１９４８年生まれ。７３年、慶応義塾大学医学部卒業。８３年より同大学医学部放射線科講師。がんの放射線治療が専門。悪性リンパ腫の治療成績の改善、乳房温存療法の導入、医療情報の公開等、先駆的な活動を続けている
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感想・レビュー
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李孟鑑
2
筆者は放射線科の医師です。さまざまな抗がん剤について、各国で行われた臨床試験のデータをもとに解説していますが、その有効性の低さと毒性死のリスクの高さに驚かされます。抗がん剤の毒性がどの程度蓄積しているかは検査ではわからないため、毒性死を避けるには患者本人が判断して治療をストップする必要があります。抗がん剤のメカニズムと投与をやめるべき目安についても触れられており、がん治療に直面したときに選択・判断を助けるものになると思います。2015/01/14
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