内容説明
映画「シンドラーのリスト」やミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」を生んだ豊饒濃密の世界。20世紀文化の巨大な地下水脈をなす東欧ユダヤ人のイディッシュ文化は今どこへ行こうとしているのか。世界に拡散する文化の来し方を跡づけ行く末をうらなって、その全体像を初めて明らかにした画期的なユダヤ学入門。
目次
第1章 しばらくぶりに「シャローム!」―イスラエルにて
第2章 豊かな生活を夢みて―アメリカ
第3章 変転するユダヤ人政策の下で―旧ソ連邦
第4章 天国と地獄―東ヨーロッパ
第5章 「ゲットーの言語」を捨ててキリスト教社会へ―西ヨーロッパ
第6章 ヘブライ文化の片隅で―再びイスラエルにて