感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マイケル
2
実名なのは原告番号67の当時19歳の川田龍平とその母親川田悦子だけで他は全て匿名。母親からの伴性劣性遺伝である血友病の治療で使った輸入血液製剤によるエイズ感染。治療薬も無く病院からも拒絶された患者たち。患者本人や遺族の怒りと悲しみがひしひしと伝わってきます。製薬会社は危ないことが分かっているにも関わらず金儲けのために使用した明らかな人災。殺人だホロコーストだという原告の訴えはもっとも。「龍平とともに―薬害エイズとたたかう日々(川田悦子)」によれば、薬害エイズ裁判に対する意見の対立から離婚したとのこと。2020/02/03
さわな
1
血友病は男性の発病率が高いのだろうか。 一次感染者に女性がいない印象。 原告、原告の家族の手紙という形なので主観的、感情的。 薬害エイズ発生当時、生まれていないためこの本に書いてある内容だけではどういう流れだったのかいまいちわかず。 この本より先に全体の流れがつかめる別の本を読むべきだった。 それでも多くの手紙で涙がにじみそうになるんだけど母親感覚か、昭和感覚か、共感できないものも。 「一人の命は地球より重い」「犬や猫のように取り扱ったのですね」など感情的になってるのはわかるけど、んー……の気持ち。2024/10/04
ぴろし
0
Tさんおすすめ。2015/01/11
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