内容説明
違憲審査制度に対する新しい視点。最高裁と国会・行政府などとの「対話」による憲法保障という視点を提言する。
目次
第1部 対話的違憲審査の理論(「対立」から「対話」へ;対話的違憲審査の理論)
第2部 日本における憲法的対話の現状(立法手段を違憲とする判断手法による対話;衆議院の議員定数不均衡に関する対話;参議院の議員定数不均衡に関する対話;国籍法違憲判決をめぐる対話;最高裁と国会との対話が実現しなかった例;最高裁と地方公共団体との対話;日本における対話の特徴と対話の必然性)
第3部 対話的違憲審査理論の要請(要請される理論;要請される制度;今そこにある対話)
著者等紹介
佐々木雅寿[ササキマサトシ]
北海道大学大学院法学研究科教授。1963年札幌生まれ。北海道大学大学院法学研究科修士課程・トロント大学大学院法学研究科修士課程(LL.M.)修了。博士(法学)(北海道大学)。北海道大学法学部助手・大阪市立大学法学部助手を経て、1991年から2001年まで大阪市立大学法学部助教授、2001年から2007年まで同教授。2007年より現職。専攻は、憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。