出版社内容情報
普段何気なく使っている言葉のルーツをたどる。
「“とんぼ”の語源は“飛ぶ棒”」など、普段私たちが何気なく使っている日本語がどうやって生まれたか、歴史的背景とともに解説する。
武士の石高に由来する「たかをくくる」、後醍醐天皇が最初に行なった「無礼講」、陰陽道の用語であった「本命」、『竹取物語』に謂われのある「ふがいない」、楽器の演奏から生じた「打ち合わせ」……あなたがふだん何気なく使っている言葉には、意外な語源が隠されている!
▼日本人の国語力の低下が問題となっている今だからこそ、言葉の成り立ちを理解して国語力をアップすることができれば、あなたを見る周囲の目も変わってくるに違いない。本書には、人気テレビ番組『トリビアの泉』以降、ブームとなった「ウンチク=単なる雑学」ではなく、それとは一線を画す「大人の教養」と呼ぶにふさわしい雑学が満載! 古代、中世にルーツをもち、現代でもわれわれがよく使う264語を収録しており、語源事典としても活用できる。
▼ふと語源が気になったときに引くもよし、興味の湧いたページを気の向くままに開いて読むもよし――まさに大人が日本語を愉める一冊だ。
[あ行]
●藍
●あいにく
●青二才
●悪逆
●あぐら ほか
[か行]
●戒名(かいみょう)
●案山子(かかし)
●柿
●革命
●駆引 ほか
[さ行]
●賽子(さいころ)
●賽銭(さいせん)
●魚
●左官
●桜
●流石(さすが) ほか
[た行]
●醍醐味
●大根
●大衆
●大丈夫
●台所 ほか
[な行]
●名残り
●茄子
●なぞなぞ
●名前
●日記 ほか
[は行]
●博士(はくし)
●博打(ばくち)
●箸
●橋
●花火 ほか
[ま・や・ら・わ行]
●まだら
●祭
●まな板
●学ぶ
●蜜柑(みかん) ほか
内容説明
「駆引」「しっぺ返し」「たかをくくる」「粗相」「付け焼き刃」「のるかそるか」「無礼講」「本命」…あなたがふだん何気なく使っている言葉には、こんな意外な語源があった!日本人の国語力の低下が問題となっている今だからこそ、こうした言葉の成り立ちを知ることは「大人の教養」となる。本書は語源事典として役立つだけでなく、日本史雑学としても愉しめる、気になる言葉の語源264を収録したお得な一冊。
目次
藍
あいにく
青二才
悪逆
あぐら
あげく
阿漕
麻
あさつき
葦〔ほか〕
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院国史学博士課程修了。現在、明治学院大学教授。歴史哲学の手法を基本として文化人類学、科学史等の幅広い視点から日本史、日本思想史を研究
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