出版社内容情報
同性婚や間接差別など、日本国憲法における平等権をどう解釈するか。気鋭の憲法学者が、カナダ・アメリカの例を参考に、その方向性を示唆する。
内容説明
平等権解釈の新たな方向性を探る。同性婚や間接差別など、日本国憲法における平等権をどう解釈するか。気鋭の憲法学者が、カナダ・アメリカの例を参考に、その方向性を示唆する。
目次
第1部 実質的平等権概念構築の意義(カナダにおける平等権条項の意味内容;カナダ最高裁による人権憲章第15条第1項侵害の判断枠組み;検討)
第2部 平等権と同性婚(カナダにおける同性婚承認の過程;アメリカにおける同性婚承認の過程;日本国憲法と同性婚)
第3部 間接差別の是正と憲法(アメリカにおける差別的意図法理;カナダにおける間接差別法理の展開;検討;日本における間接差別法理の位置付け)
第4部 平等権侵害の判断枠組み(わが国における憲法第14条第1項侵害の判断枠組み;新たな判断枠組みの提示;救済)
著者等紹介
白水隆[シロウズタカシ]
千葉大学大学院専門法務研究科准教授。京都大学大学院法学研究科博士後期課程修了(博士(法学))。帝京大学法学部法律学科講師等を経て、2018年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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