内容説明
法律学の入門書―教養法学のテキストに。難解な法学の学習に、具体的な事例を設けて、スムーズな導入をはかった。豊富な脚注に加えて、図表を用いた資料は理解を助ける。章節の終りに置いたコラムは、学習内容を深化させる。
目次
第1編 法とは何か(法の概念;法の種類・内容)
第2編 法のしくみと働き(国家と法;市民生活と法;企業活動と法;犯罪と法;社会と法;国際関係と法)
第3編 法学の現代的テーマと現代型訴訟(法学の諸領域とその現代的テーマ;裁判の機能と現代型訴訟)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hisashi Tokunaga
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1990年発刊された久保敬治編著の法学入門と銘打った本である。売れそうにない本書に興味を持ったのは以下の通り。著者群は当時神戸大学法学部(大学院)を経て地方私大へ赴任した気鋭の若手の様だ。赴任先は甲南大学、福岡大学、福岡女子大、九州国際大学、摂南大学、日本文理大など法学系教師が必要とされた地方私立大だ。東大法学部を頂点とした大学教員の供給先と異なる事が本書から読み取れるのは興味深い。なお、編集責任の久保門下生は鈴木芳明氏と柳屋裕典か?柳屋氏の略歴は日本文理大から関西学院大は久保氏の履歴のトレース?2019/05/02