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内容説明
著者は社会的な視点から、「啓蒙主義の時代」と呼ばれる18世紀のドイツ、とくに当時の人々の現実の生活の姿を興味深く、生き生きと描いています。また生活文化史としての本書の大きな特徴は、当時の哲学・文学・美術などを、与える側からだけでなく、受け取る側、つまり民衆や読書人の側にも視点を置き、複眼的に考察しているということです。
目次
第1章 啓蒙主義
第2章 出版
第3章 迷信
第4章 カトリック教会
第5章 プロテスタント教会
第6章 学校教育
第7章 美術
第8章 室内装飾
第9章 演劇
第10章 音楽
第11章 社会生活
第12章 衣裳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中村禎史
1
18世紀ドイツ諸邦の文化、社会について、精神世界(啓蒙主義、新旧両教会、迷信)、教育、芸術(美術、建築、演劇、音楽)、市民生活の面から詳しく解説。第1次世界大戦終戦後に書かれた本書には、敗戦の悔しさが随所に現れている。個々の事実の歴史的位置づけなどの考察は少ないように思うが、その蓄積は膨大。演劇ではゲーテやシラーの作品より大衆作家の作品の方が人気があったとか、儀礼の多い葬儀に出るのは肉体的精神的負担が現代よりずっと大きかったこと、18世紀は啓蒙より迷信の影響が大、等々、興味深い記述満載であった。2016/02/27
さくら餅
1
うーん。とにかく読みにくくてしんどかった……。分厚いですが、その分幅広く当時のことが記されております。2014/04/15
びノ字
0
この時代の雰囲気を掴んでみたくて手に取った。学校や言語や宗教など知らなかったこと沢山知る事ができた。2012/06/22
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