ドン・フアン(本人が語る)

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784384056020
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

現在のドイツ文学界を代表する重鎮ペーター・ハントケの小説の邦訳。

現在のドイツ文学界を代表する重鎮ペーター・ハントケの小説の邦訳。

物語の舞台は、5月の、パリ近郊のポール・ロワイヤル・デ・シャンの庭。そこで宿屋を営む「私」によって語られる、7日間に渡って繰り広げられるドン・フアンと女たちの物語。

【著者紹介】
ペーター・ハントケ

戦後のドイツ語圏文学を代表する作家。ドイツで最も権威のあるゲオルグ・ビューヒナー賞(1973年)、ノーベル文学賞の登竜門ともいえるカフカ賞(2009年)を受賞。

1942年オーストリア生まれ。ギュンター・グラスやパウル・ツェランなど、戦後のドイツ文学を担う若手作家が活動していた【47年グループ】のメンバー。活動分野は小説、戯曲から放送劇、フランス文学の翻訳まで幅広い。日本でも話題になった映画『ベルリン・天使の詩』の脚本家としても有名。

社会的、政治的な作品、小説が多く、常にセンセーショナルな話題を提供し続けている。代表作に「ペナルティキックを受けるゴールキーパーの不安」(1970年 邦訳:三修社1971年)、「反復」(1986年 邦訳:同学社1995年)など。

内容説明

終わりのない旅。ペーター・ハントケによる「決定版にして真実」のドン・フアン物語。

著者等紹介

ハントケ,ペーター[ハントケ,ペーター][Handke,Peter]
1942年オーストリア、ケルンテン州グリフェン生まれ。1966年に小説『雀蜂』でデビュー。同年、「47年グループ」プリンストン大会での批判的な発言で注目され、ドイツ、フランクフルトで上演された戯曲『観客罵倒』で一躍脚光を浴びる。その後現在にいたるまで、小説、戯曲の他、翻訳、ラジオドラマ、詩にわたって精力的な創作活動を続けている。1990年代にはユーゴスラビア紛争についてセルビア支持の発言によりマスメディアからの攻撃を受ける

阿部卓也[アベタクヤ]
関西学院大学准教授

宗宮朋子[ソウミヤトモコ]
明治大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Vakira

51
ペーターさんはオーストリア人、2019年のノーベル文学賞作家。2018年ノーベル文学賞のオルガさんが僕の壺だったので、新たな刺激求めて図書館リクエスト。4ヶ月待ちでやっと我が手に。題名であるドン・ファンは17世紀の伝説のプレイボーイ。美男で好色な放蕩的な人物。現在に本人が現れパリの宿屋へ宿泊、その前の1週間を回想する。恋におちるのは一瞬だ。視覚、聴覚、嗅覚。これで終わり。動物ならそういう事だ。情報の早い順、光、音、臭の順。まずは外観。五感のうちの味覚、触覚は使われない。この2覚は恋に落ちた後に感じ得るもの2020/04/08

Tadashi_N

33
いつのまにか女性たちが吸い寄せられる、しかし女性たちにイザコザがない、不思議な世界。2019/10/19

miyu

31
『それにしても、一人でうろついていたあの長い時代はやっぱりよかった。友人もなく、敵もなかった。誰も害しはしなかった。誰にも何も約束しなかった。誰にも何の義務も負わなかった。』  ハントケへのノーベル文学賞授与が多くの人に疑問視され批判されている理由の一つは、彼の作品のせいではなく彼がNATO空爆を非難し、当時の一方的な報道や世論に異議を唱えたからだろう。「勝利した側にも過ちはある」誰も口にせず、大多数の正義を前に押し黙るだけだった中、その主張を長きに渡って覆そうとしないハントケ。頑固だが惹かれてやまない。2019/10/30

エリク

23
純文学的な感じの本です。2019/12/07

松本直哉

21
モーツァルトのドン・ファンは数えるzählen (カタログの歌)が本書の主人公は物語るerzählen 。対応する英仏語recount, raconter でも明らかなように、物語るとは数え直すこと。数えて終りではなく、もう一度、その一人一人に思いを致して、その時間を生き直す。「彼自身が語る」という副題の通り、全編が語りの時間の中にある。もはや誘惑者ではなく誠実に過去を語り、哀しみとともに過ぎ去った人々を思う。戦争や津波の死者をただ数えるのではなく、数え直すこと、それが、彼らへの誠実な態度なのかもしれない2023/07/01

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