出版社内容情報
現在のドイツ文学界を代表する重鎮ペーター・ハントケの小説の邦訳。
現在のドイツ文学界を代表する重鎮ペーター・ハントケの小説の邦訳。
物語の舞台は、5月の、パリ近郊のポール・ロワイヤル・デ・シャンの庭。そこで宿屋を営む「私」によって語られる、7日間に渡って繰り広げられるドン・フアンと女たちの物語。
【著者紹介】
ペーター・ハントケ
戦後のドイツ語圏文学を代表する作家。ドイツで最も権威のあるゲオルグ・ビューヒナー賞(1973年)、ノーベル文学賞の登竜門ともいえるカフカ賞(2009年)を受賞。
1942年オーストリア生まれ。ギュンター・グラスやパウル・ツェランなど、戦後のドイツ文学を担う若手作家が活動していた【47年グループ】のメンバー。活動分野は小説、戯曲から放送劇、フランス文学の翻訳まで幅広い。日本でも話題になった映画『ベルリン・天使の詩』の脚本家としても有名。
社会的、政治的な作品、小説が多く、常にセンセーショナルな話題を提供し続けている。代表作に「ペナルティキックを受けるゴールキーパーの不安」(1970年 邦訳:三修社1971年)、「反復」(1986年 邦訳:同学社1995年)など。
内容説明
終わりのない旅。ペーター・ハントケによる「決定版にして真実」のドン・フアン物語。
著者等紹介
ハントケ,ペーター[ハントケ,ペーター][Handke,Peter]
1942年オーストリア、ケルンテン州グリフェン生まれ。1966年に小説『雀蜂』でデビュー。同年、「47年グループ」プリンストン大会での批判的な発言で注目され、ドイツ、フランクフルトで上演された戯曲『観客罵倒』で一躍脚光を浴びる。その後現在にいたるまで、小説、戯曲の他、翻訳、ラジオドラマ、詩にわたって精力的な創作活動を続けている。1990年代にはユーゴスラビア紛争についてセルビア支持の発言によりマスメディアからの攻撃を受ける
阿部卓也[アベタクヤ]
関西学院大学准教授
宗宮朋子[ソウミヤトモコ]
明治大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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