感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nightowl
1
第一次大戦後の行き詰るドイツ社会で作家活動。第二次大戦開戦一年前に逝去。ということでとにかく暗い。お祭りでも不幸せな若者たち「カージミルとカロリーネ」ちょっとした誤解で犯罪者扱いされた女性「信仰 愛 希望」駆け落ちしても大人が守ってくれる皮肉「ウィーンの森の物語」小さな町にもファシストの影が「イタリー風ガーデンパーティーの夕べ」孤独な女性が束の間心を触れ合った人物とは「セーヌ川の身元不明の女」を収録。時代への警鐘が主題。国際情勢がきな臭く景気も中々上がり調子にならない今、どこか遠くの話とは感じられない。2020/10/11
takeakisky
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38年、37歳で亡くなっている。パリ、シャンゼリゼ。落雷で並木の枝が落ち…えっ!?と、あまり内容が頭に入ってこない。発表順で、イタリー風ガーデンパーティの夕べ。30年。とても笑えない。同年、ウィーンの森の物語。しっちゃかめっちゃか。散漫な印象。舞台に掛かるとどうなのか、字面を追う分には、あまり褒められない。次がカージミルとカロリーネ、31年。信仰愛希望、32年。セーヌ川の身元不明の女、33年。これだけ若干おとぎ話めく。どれも浮ついた雰囲気の下に暗くて重い世情ががっちりぶら下がり、時代の雰囲気を想起させる。2025/08/12