出版社内容情報
アメリカの実情を知り、その政治主体がどのような前提に基づいて行動していると考えられるかを客観的に解説。制度だけではなく、歴史背景・文化も紹介。詳細な文献案内と人名索引、項目索引付き。
内容説明
国際政治に多大な影響力を持つアメリカの実情を知る、アメリカ政治を理解するためのガイドブック。
目次
第1章 アメリカ例外主義とナショナリズム
第2章 合衆国憲法と統治構造
第3章 人種とエスニシティをめぐる政治
第4章 官僚制と政党の発展
第5章 選挙
第6章 市民的自由と社会秩序
第7章 社会福祉政策
第8章 宗教とモラルをめぐる政治
第9章 対外政策
著者等紹介
西山隆行[ニシヤマタカユキ]
1975年、兵庫県神戸市生まれ。甲南大学法学部教授、2014年9月より成蹊大学法学部政治学科教授。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。専攻は比較政治、アメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しろごはん
1
授業の教科書として購入しました。アメリカの政治制度や政策、多民族社会について書かれており個人的には興味深く面白かったです。▼聞いたことある話として自分の中に持っておくべき内容だと思いました。一年ほど前に国際政治学を授業でとっていたので話がリンクしたところがありました。今年で大学卒業予定ですが、今後暇あれば自分のためにも読みたい本だと感じました。2014/07/24
call
0
アメリカ政治の教科書。前半部分で「アメリカ例外主義」、選挙、官僚制などのアメリカ政治の外観を扱い、後半部分で論争のテーマになりやすい社会福祉政策などを扱っている。有斐閣の教科書と比べると(有斐閣のブランドイメージの影響もあるだろうが)くだけた感じでわかりやすく感じた。2017/09/08
Sota
0
わかりやすくアメリカの政治、文化、宗教についてまとめられていました。2017/04/03
電球
0
アメリカの政治制度がどのように成り立ち、また作られていったのかを、アメリカの文化や歴史の観点から整理するのに適した一冊。アメリカのポジティヴな面とネガティヴな面の双方を非常にわかりやすく説明している。日本は数ある諸外国の中で最も関係が深いのはアメリカであるが、意外とアメリカについて知っている日本人は少数であり、アメリカについて誤解していることも多い。イメージだけで語る過ちを防ぐためにも、本書を薦めたい。2014/08/31