内容説明
今、明かされる明治国家誕生秘史。
目次
第1章 青年吉之助
第2章 松陰と晋作
第3章 会津藩登場
第4章 壬生狼の軌跡
第5章 薩摩・長州・会津、三藩の思惑
第6章 世界と日本
第7章 慶喜の大失敗
第8章 西郷と海舟
第9章 奥羽越の武士道
第10章 下北の大地
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アマリリス
1
司馬遼太郎氏や山岡荘八氏を中心とした歴史物しか知らなかった私には新境地を開いてくださった作家さん。文章も読みやすい。会津について星亮一氏をとおしてもっと知識を深めたい。2015/01/22
ななこ
1
丁寧に時系列を追って、その時その時の幕末史のキーパーソンにひとりずつ焦点をあてて解説してくれる。読みやすい。幕末について、自分が今まで持っていた「イメージ」とは違うものを教えてくれました。会津側から見た幕末史をたどることで、実際のあの時代の空気に近いものを感じることができる気がする。引き続き星さんの著作を読みたいと思います。2013/04/25
M Yamato
0
説明が丁寧で、言葉も平易で読みやすかった。話としては八重の桜とちょうどリンクしてて、記憶に残りやすかった。ていうか最近の八重の桜は背景知識を結構勉強しとかないとついてけない気がする。会津と東北は以外とつながりが深いと知ってびっくりした。戦争で会津と東北は賊軍となってしまったけれど、その後の国づくりの中で彼らはその雪辱を十分に晴らしたとする著者の視点が面白かった。2013/05/24
ルアット
0
黒船に乗ったペリーが来航して、尊皇攘夷が叫ばれ始めた。その辺りから、薩摩・長州が勢力を拡大し、討幕へと動き始める。この辺の歴史の流れを、その時代に活躍した人の会話を織り交ぜるという形で、歴史の中に入り込んでいけた。また、会津藩の立場からの視点というのもなかなか新鮮なものであった。2009/11/25