出版社内容情報
イタリア語で書かれた詩(オペラの台本や歌曲の詞も含む)をより深く理解し、味わうために必要と思われる基礎知識や、実際の作品の魅力について、言語、文学、音楽を専門領域とする3名の研究者が、それぞれ重要と思われるテーマを選んで執筆しました。文学と音楽という、それぞれの個性を持った2つの世界の関係について知ることは、知的好奇心を満たすためだけではなく、イタリア文化の魅力を本当に深く味わうために欠かせないものです。
本書は2010年刊行『イタリアの詩歌──音楽的な詩、詩的な音楽』のPOD(プリントオンデマンド)版です。
目次
第1部 イタリア詩の韻律と形式(音節とアクセント、語尾脱落;詩行の韻律法;イタリア詩の詩形)
第2部 イタリア詩と音楽(導入;イタリア詩と音の関係;イタリアの詩からイタリアの歌へ)
付録:イタリア・バロック声楽作品の詩15選
著者等紹介
天野恵[アマノケイ]
京都大学文学部イタリア文学科卒業。現在、京都大学名誉教授
鈴木信吾[スズキシンゴ]
東京外国語大学イタリア語学科卒業、、ブカレスト大学言語学博士。イタリア語学・ルーマニア語学専攻。現在東京音楽大学教授
森田学[モリタマナブ]
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。ボローニャ大学大学院、ジェノヴァ・パガニーニ研究所などで研究活動をおこなった後に帰国。現在、昭和音楽大学特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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